近年は、山野でリンドウを見かけなくなったらしい。確かにこの付近でも野生でついぞ見かけない。草刈りをする薮がなくなったからだ、里山が崩壊しているからだ、という説も聞かれる。
しかし、うちの庭は例外だ。庭いっぱい小苗がたくさん芽立ち、放射状に葉を広げる。引いても引いても出てくる。
昨夜からの雨はあがり、午後は晴れた。暖かな日差しの中、リンドウは花を開き虫たちを迎い入れる。また、庭はリンドウの小苗でいっぱいになるなあ。
リンドウ
・竜胆(りんどう)科。
Gentiana(ゲンティアナ)は、紀元前の頃の名前にちなむ。
・根が薬用になり、昔から重用されてきた。苦味健胃剤として広く使われている。
・漢名の「龍胆」の音読みの「りゅうたん」がいつの間にかリンドウと呼ばれる。
この草の根が胆汁のように苦く、最上級の表現で龍の胆のように苦いからという意味だろう。
・長野県と熊本県の県花
・花言葉は「正義と共に、勝利を確信する」