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2013/06/26

2013-06-25:レンゲローズ

雨がしんしんと降っている。
庭が模様替えを見せるのは雨の後で、
だいたいが台風のころと相場は決まっているのだけど、
梅雨のころも少しずつ様子を変化させている。
ヤマボウシの花弁は乱れ散り、それはそれで刹那で美しい。
目立つ花ほど、散った後の様子は何か心にぽっかりと穴を残すようだ。
美しいときは、長くない。

この写真は、2週間ほども前に父が撮っていたレンゲローズ。
うちの庭で馴染むのが難しいバラだけど、
こう小振りだと、これもなかなかいいね、と思う。
レンゲローズは、牧野博士の地元、佐川から叔母に連れられてやってきた。
日本で作出されたミニチュアバラ、別名は八女津姫。
大きなバラでは1枚ずつの行方が目につく。
激しく、美しく、しかしときに、下品に映ることもある。
小振りだと、そっと花が散るから、散ったことに気付かないことも。
そういう花の終わり方もある。


2013/06/19

2013-06-19:ワカギノサクラ


クモノスよりはじめて。
我が家に生息するクモたちは、今年も活発に活動中です。
昨夜など、子どもの拳ほどもある、身なりのしっかりとしたクモが
ササササーッと忍者のごとく(でも発見されているから忍者としては失格)
壁をつたって逃げているのを数回目撃。
網戸は天然ムシコナーズ状態で、
恐らく、光に誘われて網戸に近づいた獲物が入れ食い状態なのでしょう。
見つけるごとに「あ、また“赤外線”」などと言いながら
容赦なくクモの巣を破壊しているワタシを見て、
姉が「でも、また朝の4時ごろになったら巣を作るよ」とたしなめたのでした。
なぜ朝の4時かは、調べてみてもわからなかったけど、
破壊しても破壊しても、同じ場所に同じように巣を張っていきます。
彼らからすると、「あ、また壊された」という感じなのでしょうか。

このクモが気に入ったのは、ワカギノサクラの枝。
小さくカタチの整った巣を張って、じっと待っています。


ワカギノサクラの開花は4月ごろ。
牧野博士が、地元である佐川町にて発見したそうだけど、
現在は自生しているものはなく、絶滅危惧種なんだとか。
まっ赤でつややかな実を成らしていることは、
きちんと媒介者がやってきていたのでしょう。
クモの巣は、そのときに味をしめたクモのものかもしれません。


2013/06/11

2013-06-11:シモツケ

シモツケの名の由来は、
下野国(栃木)にて初めて発見されたことによるらしい。
バラ科の落葉低木。
姉「シモツケ咲いたねぇ」、父「咲いたかぇ」で、
その翌日の今朝、早速写真が撮られていた。
ふたりとも、シモツケが好きらしい。

小さな花が仲良く集まって、
けっこうハデなピンクの存在感を主張している。
寒冷地に強い低木、かつ、日当りを好む。
こうして雨の日にも目の覚めるようなピンクをチラチラと見せて
「ワタシはここにいるよ」と言っているみたい。
山の中で見ればそれがより健気に目に映るんだろう。

はじめこそ「どうせ今年もカラ梅雨」なんて侮っていた天気も
この週末から梅雨らしい梅雨の顔になってきた。
空には雲、青空はほんの少しも見えてない。
光の少ない今ならば、もともとの色彩の鮮やかさが
雨に濡れて濃度を上げ、色気を携えた姿で目に入ってくる。
雨だと足下は濡れるし、寒いし、ただただ鬱陶しいけど、
こうして庭を眺めてみると、なんだか意外と悪くない。
雨が降るからといって、空が泣いているワケではないのか。
雲に覆われているからといって、しかめっ面なワケでもないのか。

甥は、雨でもイチゴと梅の実の収穫に余念なし。
風邪をひかないように注意しとかなければ。

2013/06/07

2013-06-07:ウメモドキ


花の季節は5〜7月のまさに今ごろに、
ウメの花を忘れたころに姿を見せる小さな“ウメモドキ”。
今年もかわいく咲きました。
春されば
まづ咲く宿の 梅の花
ひとり見つつや
春日暮らさむ
(山上憶良)
これは、年末年始が過ぎたころの梅の花をうたったものですが、
素直に、言葉通りに受け取れば、イマでなら
ウメモドキをウメにもじったのと同じだなぁと思ったのでした。
葉や枝ぶりが似ていることからこの名に、とのことだけど、
花ぶりだってちょっと似ているようです。
例年通りに雨の降らない暑い梅雨に、やや清涼感の漂う白い花です。

それにしても、バイカオウレンにバイカイカリソウなど、
ウメにもじった名を持つ植物はとても多いのですね。
でも、ウメをうたった唄はいくつもあるのに、
似た植物をうたったものをあまり見かけません。
ま、期待せず、気にせず、思い出したときは声をかけてねという
気軽さも「もどきもの」の良さでしょう。

ウメモドキの実の発芽抑制物質を解除するカギは
小鳥の体内を通過するときに起こる化学変化とのこと。
このことは、「今いるところとは別の、もっと遠くへ」を意味します。



2013/06/06

2013-06-06:シロモジ

うちで「ヤカラメ」と呼ばれるシロモジ。
姉のココロをわしづかみにしてうちの庭にやってきた一方で、
山仕事を生涯の仕事としてきた故・祖父にとっては
なんのために存在しているのかよくわからないといった印象に加え、
たくさん生えてくるから「こいつめ」「輩め!」となったよう。
ま、多くの山の漢たちがそう思い、呼んだんだと想像するのが簡単だ。
このハナシは、前にシロモジを紹介したときも書いた。

“シロモジ”に関する、姉と祖父の想いの違いを思い出すと、
ときどき、ワタシの頭の中ではぐるぐると考えが一通り巡る。
生きるのに必要でなかったシロモジは、
生きるのに祖父ほど必死でない私たちにとって
オシャレに見えるということは、一体どういうことなんだろう。
とにかく、都会の粋な方々がクロモジを楊枝に仕立てたように、
ワタシたちがシロモジに粋を感じていることに間違いはない。
葉の、少し丸みを帯びながらのんびりと3つに股を割った様子は素朴だし、
新芽の今のころの赤と緑のグラデーションも美しい。
非の打ち所がない、というよりは、ホッとさせる雰囲気、というような感じ。
だから、とても魅力的に映る。

山仕事の最中に「ああ、またか」と思った先人の気持ちは、
その現場にいないワタシには想像することができない。
ただ、「それがなければ生きていけないもの」ではないとわかったうえで、
価値を思うなら、そのココロは「余裕」「遊び」からやってくるのだろう。
素朴で質素なシロモジに、ときどき「豊かさの象徴なんだな」と思う。

今年の新芽も順調。
秋の紅葉を、ワタシは注目して見たことがない。
今年はちゃんと見ておこう。

2013/06/04

2013-06-04:ウメ

昨日のこと。
学校から帰宅後、ランドセルすら下ろさないまま
「ねぇねぇ、なにか入れ物ちょうだい」と手を出す甥。
手には両手いっぱいの梅の実。
あわててタッパーを取り出すと、ポケットからも実がどんどん出てくる。
「もっととってくる」と走り出し、
梅の木の下で手を一生懸命に伸ばしながら梅の実を収穫し続ける姿に、
なんだかワタシもとらなければいけないような気がして、
倉庫から脚立まで取り出し、
ほんの30分そこそこでタッパー3つにいっぱいに。
それでも、まだ1本分の梅の実すら全部とったわけではありません。

今年も梅がたくさんの実をつけました。
家族はみんな喜んで、今年も梅が梅干しになる日を心待ちにしている様子。
むしろ、梅干しを待っているというよりは、
梅干しを作っている工程を眺めて季節を感じることを楽しみにしている、
といったほうが感覚としては正しいのかもしれません。
時間と手間のかかることをきっちりやることで、
ココロがしみじみと豊かになれるように思えます。

でも、いったい、誰が梅干しにするのでしょう。
母が単身赴任中の今、できれば我関せずの顔でいたいというのが
矛盾は承知ながら、正直なところで…。

2012/06/29

2011-06-29 :ツリバナ

ニシキギ科 ニシキギ属 ツリバナ






































「ツリバナ」これは 6月28日、花道楽さんから、
お教えいただいた名前だ。
2012-05-12 枝分かれのパターン
(http://uchi-niwa.blogspot.jp/2012/05/blog-post_09.html)
というお題で植物名を聞いていたことに回答いただいたものだ。
長い間、コメントもメールもないし、
「もうだめだ」と諦めた矢先だったので、
花道楽さんのコメントを見た時、「ワオ!!!」って
思わず言ってしまった。
名前が明らかになり、「もやもや」がすっきり。
花道楽さん、ありがとうございました。
5月12日のブログの写真には、子花がビッシリ。
今は、写真のとおり数えられるくらいの数の実がポツポツ
かわいくぶら下がっている。
結実率が低いのか、鳥がついばんだのか。

追記・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ところで、ヤマボウシ、この度の風雨で、花がすっかり
散ってしまった。
ヤマボウシの白い花は、1か月にわたり、私たちを楽しませてくれた。














2012/06/27

2012-06-27:ヒメシャラ


ナツツバキ課 ナツツバキ属
漢字で書くと「姫沙羅」。
うちの辺では、ヒメシャラのことを「貴婦人」と表現する。
淡褐赤色の艶のある幹は触ると「ヒンヤリ」と感じられ、
白い花は惜しげも無く一日で散って行く姿。
こういうところが「貴婦人」と言われる由縁なのだろう。
山林の中では幹の独特の色と艶で、遠目にも「ヒメシャラ」
と分かる。
うちの庭では、1本のヒメシャラだが、
独特の色と艶のある幹の群生は見応えがある。

2012/06/03

2012-06-01:ヤマボウシ


ミズキ科 ミズキ属 ヤマボウシ
中央の花を坊主頭、4枚の花弁を白い頭巾に見立て
山法師(ヤマボウシ)









うちの庭では「ヤマボウシ」がシンボルツリー。
家のデッキの傍の一番いい場所に植わっている。
夫が家ができる前から、山で目を付けていたものだけあって、
整った樹型だ。何もないこの庭に一番先に来た。
よく成長し、ここの来た年から毎年50センチは伸びる。

真ん中のつぶつぶが花、白い花弁に見えるが総包片なのだそうだ。
真っ直ぐな柄が枝の先に揃い、木の形を白い花で絵取っているようだ。
今、2階からこの樹を見ると、樹のテッペンは白い花序で埋め尽くされている。

梼原町のメインストリートの街路樹はヤマボウシだ。
まだまだ、道の広さと比較すると幼樹と思えるが、
成長が早い樹なので、数年先が楽しみである。

この樹、春は新緑、夏は花、秋には赤い実、続いて紅葉と
一年を通して、楽しめる。
実は甘く、鳥がついばみにやって来て、こちらも楽しみ。

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追記
玄関先のメダカの水鉢の壁にピタッとくっついたアオガエル。
玄関の外灯に寄って来る虫目当てらしい。
夜には、グゥワー、グゥワーと結構大きな声でカエルの歌を歌っている。



2011/06/28

2011-06-28:ナンテン


















ナンテンの花が付き始めました。
「私の愛は増すばかり」「良い家族」との
花言葉を持つナンテンの花は、たしかに朗らか。
悩み知らずといった感じで爽やかに明るく咲きそうに見えます。
漢名の「南天燭」が元となり、和名でも「南天」となりましたが、
音の響きから「難を転ずる」と解釈し縁起ものとされますね。
(防腐効果を持っているから、でもあるらしい)
実でなくとも、白と黄色の花もつぼみも、クスクスと笑い合いながら
茎の頂に寄り添って咲いているように見えて、幸せそうです。

赤い実は、鳥に食べてもらい、
糞として種子を遠くにまき散らしてもらうという
南天なりの戦略のようです。
南天の実にはアルカロイドなどの咳止めの成分も含んでいるため、
その薬効が効き過ぎないように
ひとつ食べてはヨソへ運び…を繰り返すらしい。
これで、より遠くへ遠くへと、広がっていくことができるんですね。

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「もう明けたにゃぁ〜」と、
父から梅雨明け宣言がなされました。
からりと晴れて、キモチのいい日です。
写真は庭の水たまりを撮ったものですが、
どうぞ拡大して見てみてください。
水たまりの中に、青い空が納まっています。

こういう日。
高知市内はギラギラとして夏真っ盛り、
という感じなのでしょうが、
こちら、山の中腹部は風が絶えず吹いて
ジメジメとしていた梅雨よりも
過ごしやすい気がします。

2011/06/22

2011-06-22:リンゴ

真っ青な空。
真っ白な入道雲もところどころに。
ついさっきスコールがありました。
どうやら夏がやってきたようです。
見上げると、リンゴの実も大きくなっていました。
植えて何年にもなるのに、
こんなにも実が大きくなったのは初めてのこと。
「リンゴ、大きくなったねぇ」などと
樹を見ると家族中がうれしい顔になります。

リンゴに関して言えば、喜びは当然ながら「家族中」にとどまりません。
古くから愛されてきた食べ物だということは
多くのもののシンボルとして扱われていることからもわかります。
ニュートンにアダム&イヴ、ウィリアム・テルに黄金のリンゴ、
ビートルズのアップル・レコードや
マッキントッシュのアップルもありますね。
日本には平安時代に伝わったものですが、当時のは観賞用の和リンゴ。
その後、戦国の世のころに食用の西洋リンゴが伝わったそうで、
贈り贈られ…の資料もけっこうたくさん残っているんだとか。
むむむ、けっこう歴史的に「うれしい顔」を作ってきたのですね。

さてこの先、葉を摘んだり白い袋をかぶせたりするべきなのでしょうか。
イチゴのように、甥を喜ばせることになるのでしょうか。
収穫時期はお盆前。
楽しみです。
そして、うちのリンゴの品種は何なのでしょうか。
(世界的にはフジリンゴが最も多いらしい!)

ちなみに、リンゴはバラ科なんだそうです。
葛飾北斎の絵には実ではなく花が描かれています。

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ヒメユリもそろそろ咲きそうな雰囲気。
今日は天気がとてもいいです。

2011/06/20

2011-06-20:ヒメシャラ


















今日はどしゃ降りの雨です。
こんな雨がふりしきる中
(むしろ、ほとばしる雨、と言った感じですが)
透明感を保って涼しげにしているのはヒメシャラ。
向こうが微かに透ける花びらを揺らしながら
すっくと直立している姿のいい滑らかな赤茶色の木。
ヒメシャラのは林の中でも目を引きます。
夏でも冷たい木肌は、目に止まるとどうにも触ってみたくなる。
触ってみると木肌も硬く、キメが細かく、少し冷たい。
強い意思を示しているかのようです。

もうひとつ、シャラノキ(ナツツバキ)もあります。
これもヒメシャラとよく似ている。
ただ、ヒメシャラのほうが花が少し小さい。
幹も、ヒメシャラのほうが赤茶が濃いように思います。
シャラノキのほうが貴婦人、
ヒメシャラは白いワンピースを着たお嬢さん、
といった感じでしょうか。
シャラノキは、仏教の聖樹・娑羅双樹(シャラソウジュ)に似ていることから
こう呼ばれているそうです。

2011/06/18

2011-06-18:スノキ


















こないだ初めてスノキの葉っぱをかじってみました。
母から「ほら、この葉っぱかじってみ」と言われたので。
ぶわーっと酸味が広がる、
とかそういう強烈な感じではないのですが、
あまりに唐突だったので、
「うわっ、すっぱい」と顔をしかめてしまいました。
その横で母は、「ね、スイバだから」と笑っていました。

「スイバ」=「酸い葉」。
どうして酸っぱいのか、
酸っぱいことで何か得になるのかわかりませんが、
みんなこの木の葉の酸っぱさが気になるのでしょう。
正式名称の「スノキ」の他、「スイシバ(四国)」、
先ほどの「スイバ」など、
どれも葉っぱが酸っぱいことからの通称名です。
つまり、みんな気になって口にしている、
ということでもありますね。
実(ミ)も酸っぱいらしい。
ブルーベリーやビルベリーの仲間でもあります。

高さは2mほど。
上に向けて、ではなく、
横へ横へと広がっていきます。
というか、横に倒すと上に広がります。
いろんなものの間をすり抜けながら生きているよう。
根を見ると、いびつなカタチをしていて
「あぁ、苦労したんだな、と思う」と姉が言っていました。
花が静かに終わって、今、実を付け始めています。



黒くなる前の実。
ちょうど、花びらが落ちて、
膨らんでいる様子がわかります。
そして、黒くなる前と後とでの
木の印象も全然違っていることにも
注目したいところ。







ついでに、これは以前に載せた
ドウダンツツジの花。
姉曰く、スノキの花も、
ちょうどこれとよく似たベル型とのこと。

ちなみに、スノキはツツジ科スノキ属です。

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追記

ツルニンジンもどんどん伸びています。
花が咲くのがとても楽しみ。

2011/06/13

2011-06-13:ウメ


週末、降り続いた雨も止んで、梅雨の中休み、といったところ。
雨露をカラダに残したまま受けた光は、
こんなふうにも反射するもんなのでしょうか。
恵みの雨の後の日光、植物がぐんと伸びていく感触。
そろそろ初夏らしい日差しも、
葉に覆われた木々の中では穏やかに感じられます。

そんなうちの庭の木々のひとつに梅があります。
その梅の木も実がかなり大きくなりました。
母はせっせと収穫して、梅干しにしようと画策中。
さて定年退職後の主婦復帰プロジェクト、
うまくできるのか見物です。
(私は、梅干しより梅酒のほうがうれしい)
とにかく、梅の木は、花に実にと、
確実に春の始まりと終わりを告げるのですね。

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追記


庭の小道にもたくさんの植物が
うれしそうにしています。







アケビのツルがくるくると。
夏休みごろには白い花が咲きます。






名前はわかりませんが、
ひらべったいキノコ。
木々の下でほっこり。



今日はいい天気です。


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追記2

このブログの写真を撮っている父が、
「自分でもやりたい!」とのことで
国道197号線の周辺を紹介する
ブログを作りました。


「R197」
http://r197.blogspot.com

よろしければ、ご覧ください。
(今回は、梼原町太郎川の旧国道を写しています)

2011/06/11

2011-06-11:クマシデ



これも“ユミギ”同様、「わからない木」。
とにかく、濃い緑の葉に葉脈の溝がしっかりと規則的についていて、
あと、花らしきキミドリの包みが重なって
松ぼっくりのようなものができています。
どこにもなさそうな風貌で、私のお気に入りのひとつ。
うちの山(標高600m以上)からやってきました。

じいちゃんや姉に聞くと
「標高の低いところでは見たことがない」とのことで、
だから「うちでちゃんと育つのか不安だった」そうです。
庭にあるのは高さが4〜5mほど。大きくなりました。


上が花。
この、緑の松ぼっくりのようなものが
たくさんなっています。
(“咲いている”よりしっくりきます)
下が葉っぱ。
花とは色がけっこう違います。




松ぼっくりみたいな花を
1つずつめくってみると、
それぞれにメシベとオシベらしきもの。
紅く染まった花びらは、
日によく当たったからだと思われます。


おそらく、花穂に包まれた実が育って重たくなって下向きに地面に落ち、
それによって土に種が植わるという仕組みになのでしょう。
上向きに落ち、乾燥させてかさを開き、
かさから種子を飛ばす松ぼっくりとは広がり方が全く違う。
カタチが似ていても、それが何でできていて、
どこに重心があるかで生き方が変わってくる。
そんなことに思いを馳せて感慨深くなったりして。

さて、この木の名前ですが、
牧野植物園の小松さんによると「クマシデじゃないか」と。
シデの中では花穂が最も大きいことから「熊」と言う。
漢字では「熊四手」「熊垂」と書くようです。
また、「カタシデ」との別名もあるそう。
材が堅いから「カタシデ」とのことで、建材にもよく使われます。
材が堅いということは、大きく育った個体に出会うことも稀なようで。
ブナ目カバノキ科のクマシデ属、落葉広葉樹。

…植物図鑑買おうかな。

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追記

同様に“ユミギ”についても続報。
こちらは、「コマユミじゃないか」と。
家では「マユミ」か「ニシキギ」かで
論争になっていましたが、これで解決。
それにしても、「ユミ」と名前に付くあたり、
やはり目につく特徴は
だいたい共通するものなんですね。

2011/06/09

2011-06-09:シロモジ



庭をどうしていこうかと考えていたころのことでしょう。
「“ヤカラメ”を、うちの庭の基調になる樹にしようや」
姉が言ったとき、家の人たちはほとんど「?」だったそうです。
特にじいちゃんは、“ヤカラメ”はうちの山にたくさんあり、
むしろ伐採して処分してやりたいと思っていたくらい、とのこと。
嬉々としている姉を見て、「!???」だったろうと想像します。

“ヤカラメ”ことシロモジを姉が好きなのは、
樹型も葉っぱも、カタチや色がキレイというのが主な理由。
カエデのような薄手の葉っぱは
紅い色をして誕生し、紅葉のころ黄色く色づきます。
少し丸みを帯びながら3つに分かれた葉のカタチもいい感じ。
山の中で盛っているのでしょうが、それにしても洗練された容姿です。
育つにつれ、「案外キレイな」とまんざらでもない反応を示す
じいちゃんを見て、姉は「ほらね」と得意顔なのです。

そんなわけで、うちにはシロモジがいくつもあります。
花も複雑な形状や構造で咲くそうです。
葉っぱには少し油分があるんでしょうか。
はじかれてツルンとなっている雨露にも趣あり、です。


シロモジは、クロモジの対比としての名称です。
(クロモジは高級楊枝などで使われてますね)
温暖な低い山でよく見られるらしいです。
クスノキ科の落葉低木で、枝は強靭、
杖などに利用されていたこともあるそう。
“ヤカラメ”という通称名は、「輩め!」という感じが、
じいちゃんの話からして察するところですが。

2011/06/08

2011-06-08:ドウダンツツジ



うちの山からきたドウダンツツジです。
ふつう、花壇や生け垣では、
剪定をして揃っている姿をよく見かけると思います。
これも一斉に花が咲くのでキレイですが、
うちの庭では、2mほどの高さで、
あるがまま・なすがままの姿で立っています。
ちょうどカメラを向けたときに花が落ちたようです。
写真を撮った父は、そのことに気づいているのでしょうか。
慎ましやかすぎて、気づいてないかもしれません。
丸く膨らんだスカート(花びら)が鈴なりで、
とても愛らしいです。

うちの両親は、段々となっていくから
「ドウ“段”」だと思っていたようですが、
調べてみると、漢字では
「燈台躑躅」「灯台躑躅」「満天星躑躅」と表記するよう。
これだけで、由来をなんとなく察することができます。
母に報告すると「え〜、違うの!? うふふふ」と笑っていました。
学名は「Enkianthus」。
ギリシャ語の「enkyos(妊娠する)」と「anthos(花)」。
やっぱりカタチに特徴があるんですね。

2011/06/06

2011-06-06:ユミギ(通称名)





〜この木なんの木 気になる木
名前も知らない木ですから
名前も知らない花が咲くでしょう〜



うちの山からやってきた、“名前も知らない木”。
枝は地に近いところから別れ、緩やかにたわんでいます。
細くて長い枝がいくつもあり、
赤ちゃんの手ほどの葉をいくつもつけます。
たわんだところがちょうど森の入口を示す“アーチ”のようで、
私が「森」をイメージするとき、すぐに思い出す樹のひとつ。
でも、誰も名前を知りません。

通称では「ユミギ」と呼んでいたようです。
じいちゃんが言うには
「昔はこの枝で炭を入れる俵を編みよった」とのことで、
枝のしなり具合を模して「弓木」と呼ばれたのでしょう。
正式名称ではないようですが。



こないだ、庭をウロウロとしているときに、
直径10mmほどの小さな花が
たくさんついていることを発見しました。
葉っぱの緑より薄い色、
「ベイビーグリーン」と言いましょうか。
その小さな花たちは、いつか黒色の実になるそうです。

秋の紅葉時期には紅い葉になります。
朱色っぽい、というよりはピンクだそうで、
それもまたキレイなのよ〜と母が言っています。

2011/06/04

2011-06-04:ヤマボウシ



大きな木は木陰を作り、
その陰の下では中くらいの植物が休んでいて、
さらにその下の陰には小さな植物、
その裏をめくれば苔の森。
大きな木の下には、家族のように
たくさんの生き物が住んでいます。
そんな様子に「懐深いなぁ」と感心もしたりして、
大きな木を見ると不思議と安心するのです。

ヤマボウシはうちにある木の中で、
最も大きな木の部類に入ります。
というか、ここ1年でぐぐっと大きくなりました。
幹も枝も葉も、見るごとに広がっているような気がします。
足元にはシダ(ゼンマイ)やギボウシなど。
ツツジやオニユリの姿も見えます。
花言葉は「友情」。まさしく。

たくましい木が、最近花を咲かせました。
意外にピンクのかわいい花なのです。




中国名は「四照花」。
枝いっぱいに花が咲いたときの、
四方を照らす様子を表した名前だそう。
延暦寺比叡山の「山法師」よりいい感じ。
実(ミ)はマンゴーみたいに甘いらしく、
楽しみですね。

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いちご追記


さっそくながら、
予想外にキレイで大きないちごが!
「もう採って食べてもええよ」との号令に、
「わーい」と喜んでいちごを奪取してました。
(あ、でも今日は日差しが強く、
いちごがジャムみたいにヌル〜くなっていましたが…)

2011/06/01

2011-06-01:ガマズミ



一直線に並び、空に向かって、
短い手をいっぱいに伸ばしているよう。
スイカズラ科の落葉低木です。
方言名は200以上もあるようですが、
正式名称では、「ガマズミ」と言います。
初めて名前を聞いたときに、
思わずガマガエルを連想してしまいました。
(カタチは全然違うのに!)

実(ミ)は染料にも使われるらしく、
「ガマズミ」の「ズミ」=「染め」だとか。
(この場合、「ガマ」の由来は不明です)
あるいは、実が酸っぱいことから「噛み酢実」だとか。
由来の説はいろいろとあるようです。
実がなるのは晩秋ごろ。なんだか楽しみですね!



花は白く小さく可憐。
でも、なんと花言葉は
「結合」(わかる、わかる)
「無視したら私は死にます」(ギョッ)。
けっこう激しいのね…。