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2013/07/18

2013-07-18:カワラナデシコ

昨日、遠目から庭をぼんやりと眺めていたら、
シロモジと思しき葉に紛れて、ピンクの花が咲いているのが見えた。
シロモジの花をワタシは見たことがなかったので、
「おやおや、咲くのかい?」と思ったものの、無精の気のほうが勝って、
近づいて、それが本当にシロモジの葉なのか、
シロモジの花が咲いているのかすらも確認しないままにいたのだった。

翌朝に思い出して確認してみると、なんのことはない、
シロモジの木に、それらしく寄り添って咲いているカワラナデシコ。

カワラナデシコは、いつも記しているように、どこにでもある“普通種”。
河原や草原の日の当たる場所に、路傍や山の斜面、海辺にだって自生する。
秋の七草に数えられ、園芸用・観賞用にも栽培されている人気モノだけど、
珍しいものが見られるかもしれないという期待が大きく膨らんでいたために
「なーんだ」と、ま、そこそこにガッカリしてしまったのだった。
シロモジは姉の好きな木だし、
もし仮に、本当にそれがシロモジの花だったとしたら、
たぶんずっと前に、他の人が気がついていたはず。
ダイイチ、全然花の時期も違うのに。
迂闊でした。

夏本番が近づいて、いよいよ明日は甥も終業式。
1年生の夏休みは、なんといってもアサガオの観察。
昨日、さっそく持って帰ってきたアサガオは、今朝、3つも花をつけたようでした。
津野町の物産展のようなものに参加してもらったカブトムシの幼虫も
元気に育って、昨日の夜、初めて土の上に顔を出していました。
夏の暑い最中も、ご苦労さん。

がっかり、なんて、失礼なハナシ。こんなにキレイなのに。(2年前に父撮影)

2013/07/17

2013-07-17:ヤマユリ

今年のファッショントレンドのひとつはプリントらしい。
ネットや雑誌を見ても、街を歩いても、
特にボトムスを中心に小花柄やらなんやらかんやらと
柄ものばかりが目にチラつく。
オシャレに多大なる努力をしているんだろうけど、
ワタシの目には、それらのほとんどが
“ナニコレ・ファッション(=浪花のオバチャンコレクション)”
に映ってしまうのだった。
理解できないワタシが遅れているのか、
それとも“ヘン”だと思う感覚で合っているのかちょっと自信がない。
ヤマユリの花の柄は、それらに比べるともう少し理解ができる。

うちの家は道路脇にあるというのに、
覆い繁る木々に紛れすぎて、すぐそばを歩いたとしても、
そこに家があるとはパッと見ではちょっとわからない。
その緑からは、季節を彩る花々が覗いている。
こないだまではアジサイだったのが、今はヤマユリへと変遷した。
ハイビスカスのような派手派手しいルックス、
軽くフリルが波打っているように見える花弁の裾も、
黄色のグラデーションの上に挿す
花粉の色と同色のランダムなドットも華やかだ。
たぶん、うちで咲く花のうちで最も目立つ花だろう。

たしか前にも書いたことがあるけれど、この花は、亡き祖父が好きだった花だ。
山の中で、パッと明るい表情に思いがけず会えてうれしかったのだろう。
ある服屋の店員さんに、
「柄モノも、色モノと同じように着ればいいんですよ」と言われたけど、
それならば柄モノをワザワザ着なくてもいいんじゃないかと思った。
柄は柄で、たくさんの色がそこにあるから表情が多様なのだ。
みんなが柄を着ているときに、こちらまで慌てて着る必要はない。
引き立てる深い緑があるから、ヤマユリはうれしいのだ。


2013-07-17:ネジバナ


得点にするなら、7.5点といったところ。
最後のウェーブは少し我慢が足りなかった。
ウェーブの基本は、隣の人が手をあげたのを確認してからあげること。
このネジバナは、待ちきれずに隣の花と同時に咲いてしまったものもいるようだ。
近所のスポーツセンターの脇でねじっていたヤツは9.4点だった。
それは見事に、全体的に等しい間隔で花を咲かせていた。

花は茎に沿って並び、真横にまっすぐ花を咲かせるネジバナ。
20個以上もの花は螺旋状について、
その様子はチアリーディングのウェーブのようだ。
ほんの少し足下に目をこらすだけで
ピンクの花がウェーブを見せているのを発見できる。
だから、「これは勇み足でねじりすぎ」
「これは臆病すぎたね」などと評価が生まれる。
右巻きも左巻きもあるし、途中で巻く方向が変わるものもいる。
でも、あまり評価のよくないねじり具合だったとしても、
ネジバナは愛される。
だって、かわいいから。

20個ほどの花がもしみんな一斉に並ぶと茎はたわんでしまう。
たわんでしまえば周りにある他の植物に日の光を独占されてしまうだろう。
まっすぐ上に向けて伸びることができるように、
花の咲く向きは真横のまんま、秩序正しく、バランス良く散らばることで、
姿勢を保っているんだそうだ。

2013/07/11

2013-07-11:ヤクシマショウマ

うちの人々(というか、父と姉)は、植物が好きだが、
その中でも“ショウマ”と名の付くものには格別の思い入れを感じることがある。
…というのはたぶんこちらの思い過ごし。
きっと、「ユリ」や「ラン」や「リンドウ」やらと
同じくらいの頻度で登場しているのだ。
ただ、ワタシの心への引っかかり方が他のものと少し違っているのだろう。
「ショウマ」という言葉の響きは何度耳にしても爽やかで新鮮だし、
華やかながら楚々とした佇まいなのは見た目にも涼しげ。
ちょっとだけだろうと、たくさん咲こうと、
遠目から憧れの眼差しを向けるのにちょうどいい、ような印象。

このヤクシマショウマは、どこから来たのだろう(失念)。
屋久島の固有種で、普通は渓流沿いや湿った岩場に生育するのだそう。
白い花のところどころに赤みが散らばっているのが、
小さな小さな打上げ花火がポンッと開いたような、
密やかな愉快さを感じさせてちょっといい。
茎の節々にも少し紅が混じっているようだ。
こういう柄が、濃紺の浴衣に大げさでなく挿しているのは風流だろう。
園芸の他、盆栽などでも楽しまれているよう。

写真はおそらく先週の金曜日に撮られたものと思われる。
今朝、「何ショウマ、か、覚えてる?」と父からプレッシャーをかけられた。
いつも、教えてもらってもすぐに名前を忘れてしまうために、
ワタシの植物への愛情はやや信頼性が高くない。
これに関しては、名前は忘れてなかったよ。

2013/07/10

2013-07-10:ショウジョウバカマ

これはショウジョウバカマ。
“ショウジョウ”とは漢字で表記すると“猩猩”となり、
これは中国の想像上のイキモノのことのようだ。
猿に似た風貌で大酒飲み。
花のひとつずつが赤ら顔になっていると見立てての名らしい。
“ハカマ”は“袴”、ロゼッタ状に広がる葉を見立てている。
由来を聞くとちょっと意外なくらいに、本人は、白く小さく可憐だ。

北海道から九州まで、低地から高地までと、ま、どこにでもある草花。
ただし、生育する場所によって花の色は違うらしい。
インターネットで検索してみると、
うちのは本当にショウジョウバカマなのだろうかと不安になるくらい
かなり様子が違って見えるのだけど、広く分布して土着したものは、
植物だって全然違う文化を持つようになるのでしょう。
下のほうから、ちょっとずつ開いてきました。


2013-07-10:ヤマアジサイ

祖母の部屋の窓から見えるヤマアジサイ。
これは先週の写真で、梅雨の最後の一絞りを受けて今はもう花は見えない。
街ナカではどうだろう。
とにかく、あれほど咲き誇っていたアジサイの季節は次へと移り、
これからあっと言う間に熱気とともに緑の濃い庭へと変遷する。
姉の仕事仲間は、昨日梼原へ仕事で来ていたそうで、でも、
「梼原だから涼しいかと思ったら、暑かった」と言っていたそうで、
「梼原で暑かったら諦めがつくでしょ」との姉の返事はオシャレだ。
夏が近づいてきている。
来週の金曜日には甥の初めての夏休みが始まる。

そんなときに、なんでそんな花を、わざわざ今日?と思うかもしれない。
でも、ワタシには、この、大輪でないアジサイのほうが美しいと思える。
そもそも、主張の少ないもののほうが好みなのだ。
雨の露が慕っているのもいい。
大量の緑の中に、涼しく小さな花を見つけて、
「もうちょっとだね」なんて、心の中でうなずいてみたりする。
「最後の春」なんて浸るわけではないけれど、
夏が近づくにつれて、今度は春が名残惜しい。

一方で、道ばたにあるネジバナやカワラナデシコもそろそろ旬。
庭は忙しい。

2013/07/04

2013-07-04:ジャノヒゲ


「ジャノヒゲがキレイやろ」と、父は昨晩からうれしそうに言っていた。
朝は朝で、庭の手入れを終えた父はカメラを取りに家に入ってきて、
そのままそそくさと写真を撮りにまた庭に“出掛けて”行った。
ジャノヒゲに関するワタシの印象は、群青色のまん丸い実。
子どものころ、友だちといっしょに近所の診療所の庭に忍び込んで
草の中をかき分けながら実を探した記憶。
うちの庭にジャノヒゲが咲いているのを見て
こんな花が咲くんだね、といつも感心するにはするのだが、
どうも子どものころの記憶が邪魔をして、
いつも同じように初めましてのような感想を抱く。
「花もキレイなんやねぇ」

ジャノヒゲは、クサスギカズラ科の一種。
葉の伸び方が蛇のヒゲに似ていることからこの名になった。
竜のヒゲになぞらえて「リュウノヒゲ」という人もあるらしい。
だいたいは、グラウンドカバーとして植えられているのが本筋なので、
花や実は不意をついて喜ばせてくれる、というような雰囲気。
白い花をつけているものもあるようだけど、うちのは薄紫。
コロリ、とまぁるい具合がアクセサリーみたい。


2013/07/03

2013-07-03:オトギリソウ


以下、2年前にもここに記したこと。
葉を透かしてみると黒点が見えることが、
血の跡に見えるということで付けられた名。
秘密だったオトギリソウの薬効を漏らしたとして
兄に弟が斬り殺された、そのときの血になぞらえている。
そのくらい、このオトギリソウの薬効は
貴重で効果も高かったということだろう。

効用は、止血、抗菌、神経痛、リウマチ、抗ウツなど。
「弟切草」なんて物騒な名がついたころは、
刀傷などに使われていたんだろう。

そんな由来を知らなければ、この花は、
小さく慎ましやかに伸びてただ咲いているだけ。
花弁のわりに長くのびた雄しべに水滴を蓄えて
キラキラと光っている。

2012/07/13

2012-07-13:カキラン

写真は6月の半ばほどに撮影。
カメラのレンズも新たにしたので、
昨年撮影したものより大きくキレイに撮れました。








































突然ですが、NHKはEテレの『デザインあ』という番組をご存じ?
デザインの考え方、というよりもむしろ、
物の成り立ち…たとえば、道具の基本デザイン、表示の機能デザインなどを
子どもにも大人にもわかりやすく柔らかく見せている番組で、
凝り固まったアタマをほぐすのに、とってもオススメ。
その『デザインあ』には、デザインに関わる人に、
インタビューに答えてもらっているコーナーがあるのですが、
先日(1か月ほど前か)、今治タオルのブランディングにも関わりの深い、
超有名CMディレクターの佐藤可士和氏が登場しておりました。

彼の話にテーマを与えるならば、「目に飛び込んでくるデザイン」。
デザインの仕事に当たっていつも考えていることは、
すぐに目に飛び込んでくる色やカタチを作りたいなと思う、
といったことでした。
今治タオルの他、SMAPやらユニクロ、
ポカリスエットやカロリーメイト、特筆すべきは「ふじようちえん」…、
興味のある方はぜひ検索してみてください。
確かに彼のつくるものは、
「目に飛び込んでくるデザイン」だと納得できることでしょう。

「目に飛び込んでくるデザイン」。
別の角度から見ると「違和感を創る」みたいなことだし、
お笑いの角度から言及するなら「つかみ」にあたるのではないでしょうか。
つまり、「違和感に惹かれる」「ココロをつかまれる」とは、
植物界にもあって、たとえばユリなんかは、
すでにポピュラーな存在とはいっても、
あの堂々たるルックスでは、遠くからでもすぐに目に飛び込んでくる。
それに、あの匂い。
「ユリだね〜」なんてことは、見えてなくてもわかってしまうのです。
…ともかく、人を「つかめた」かどうかは別として、
確実に、自分が生きるための作業員(多くは虫)のココロを
ぐぐぐっとつかんでいるのです。

じゃ、このカキランならばどうでしょう。
葉のミドリも、花の柿渋色も野草の中では紛れて馴染んで目立ちません。
カキランの生態を検索してみても、楚々と控え目な様子ばかりが伺えます。
(「比較的目立たない花ではあるが…云々」との説明ばかりが
目に飛び込んでくるのは私だけでしょうか)
つまりこちらは、探して見つけて、みんなに知らせるというより、
ひっそりと「自分だけの喜び」を味わう、といった趣が強い。

昨年の6月末ごろ、こちらでも同じように紹介しました。
稀少性の高まっている植物なので、
「来年は無理かな〜」なんてことも一部話していたのですが…。
今年のは、昨年よりも力強くうちの庭にはびこっております。
根性…? でしょうか。

昨日のキュウリと言い、どうもうちの庭は、
「一念奮起…?」といった感が漂っているようで…。

2011/07/30

2011-07-30:ホオズキ


















以前にも「すごく忙しそうです」と紹介していたホオズキ。
ふとのぞいてみたら、実がようやく赤く色づいていました。

お盆なんかには、提灯の代わりとして飾る地域もあるようです。
それに、東京は浅草のほうづき市も有名なようで。
朱色という色は、たいへんに情緒があり、
哀しみも喜びもかわいらしさも、
これひとつの色で表現できてしまっているように見えます。
ホオズキのこの、袋のカタチもそう思わせるんでしょうか。

この皮をむくと、中には球形のホントの実があります。
みなさん、これで一度は遊んだことがあるでしょう。
コロコロと丸くて自然と口に含みたくなってしまいます。
私の場合は、誤って噛んでしまったことも。
(酸っぱかったような、苦かったような、味は忘れました!)
その様子をモジって「頬突き」と。

とにかく、いよいよ、人間界での活躍の日が近い感じですね!

2011/07/29

2011-07-29:レンゲショウマ

ヤクシマハギといっしょに、
牧野植物園からやってきたレンゲショウマです。
本当は、できれば成長した姿といっしょに紹介したかったのですが、
花が開くのはもう少し後のよう。
なぜ「花の姿といっしょに〜」と思ったかというと、
今のまん丸のつぼみの姿も、ヒト型を模したみたいでおもしろいけれど、
花の姿は、このシュールな印象とは全然違って、
とても美しい姿なんだそうで。

基本的に、
ペンダント・ライトを吊るしたようなカタチ、
ほんのり紫がかった透明感のある白花、なんだそうです。
それこそ「レンゲショウマ」で検索してみると、
写真がたくさん検索に引っかかって見ることができましたが、
やはり、実物を見てみたい、とワクワクしています。
ん〜、もうちょい待とかな、どうしよかな、と、
実は少し悩んだところでした。

「レンゲショウマ」とは、キンポウゲ科のレンゲショウマ属。
1属1種の植物です。
名の由来は、葉がショウマのようで、
花のカタチがハスに似ていることから、とのこと。
名前こそ「キレンゲショウマ」ととてもよく似ていますが、
(黄色のレンゲショウマかな、と思ってしまいますね!)
キレンゲショウマはユキノシタ科キレンゲショウマ属と
これまた全く異なっていることもおもしろいですね。

また、花が咲いたら詳しく調べて報告します。

2011/07/28

2011-07-28:オトギリソウ


















うちの庭…というか、地元には、たくさんの虫も住んでいます。
夏になると、やはり…増えてくる。
先日、牧野植物園のイベント「夜の植物園」に行ってきましたが、
夏の植物(特に夜に花開く植物とのことですが)は
香りもけっこうなもん。
さらに、ハエの舌の長さを意識したカタチの植物があるなど
虫がここに来てくれる、と期待をしているものが多いそうです。
だから夜に目に映りやすい白などの明るい色をしているものが多いそう。
春から夏は生き物がザワザワとする季節。
蚊やハチ、ムカデなど、私たちにとっては歓迎しにくい者もいますが、
それはそれ、としてみましょう。

さて、これも夏の花、オトギリソウです。
ハチが蜜を吸いにやってきています。
私たちには香りのわからないものもありますが、
ハチたちにはその香りがわかるようで。
一体、どんなふうに誘われるんでしょうかね、オトギリソウの場合。

名の由来・花言葉が物騒ですが、それも、この薬効の証でもあります。
※平安時代、鷹匠をしていた兄(晴頼)が、鷹を治療する薬として使っていた植物。
秘伝としていたのに、弟がその名を漏らしてしまったため、怒って弟を切ってしまった。
葉や花の裏には黒い斑点がついていますが、それは弟の血が散ったから、というような由来があります。
花言葉もなんと、「怨み」「秘密」と。けっこうオドロオドロしいんです。
薬としては、切り傷やリウマチなどに効くそうです。
その一方で、使用法によっては、皮膚炎を引き起こすようで。
(黒い斑点のところ=弟の血と言われる部分を使うと引き起こすよう)
善も悪も両面ある感じで、なかなか…。
かつてはエイズの治療薬として期待され、研究されたこともあるそう。
結局は皮膚炎を引き起こすという副作用が確認されたのみで
エイズの治療薬とはなりえませんでしたが、
とにかく、そのくらい効果のある薬草として期待されているわけです。

2011/07/27

2011-07-27:ヒマワリ




激しかった台風6号も無事に越し、キイロの花がパッと開きました。
つい昨日まではツボミだったのが、パァッと開いたのです。
笑ったような顔をしているので、
ついついこちらもつられて微笑まずにいられません。
ヒマワリだと、高さといい、花の向きといい、
他の花と比べても、なおのことうれしげに見えるのです。
種が植わったのも、生長したのも偶然にしか過ぎない花が、
健気に想いを結実させたんだという事実も、
より一層、かわいげを際立たせるように思います。

だから、台風前にも紹介したのですが、
再度載せてみることにしました。

どこかカラリと、もしくはあっけらかんとしても見えるヒマワリ。
今は太陽に合わせて向きを変えているんでしょうか。
(観察が足りていませんね…)
今年もホントに夏の盛りに突入したんですね。




再度…と言えば、もうひとつ
続報を記しておきたいものがあって、
リンゴの実が赤く色を付け始めました。
こちらもなんだかうれしい話です。

2011/07/25

2011-07-25:ヤクシマハギ


















ヤクシマハギ、この土曜日に植物園からやってきた新参者です。
小さく、扁平の楕円の葉がとてもかわいいのです。
ミッドセンチュリーとかモダンなカタチ、
淡いキミドリなのが、やりすぎていない感じでちょうどいい。
繊細だけど自由奔放な姿も魅力的です。
秋に向けて、ピンクの花を咲かせます。
もうツボミがぽつぽつとついているみたい。
マメ科のハギ属です。

ハギの中でも、ヤクシマハギは少し小振りなんでしょうか。
とにかく、ハギ自体が世界的に(学術的に)認知されるようになったのは
かなり最近のことのようで、分類や研究も進んでいないんだそうです。
ハギは、日本では万葉集の時代からずっと親しまれてきました。
秋の七草のひとつでもありますね。

また、花が咲いたらお知らせします。

2011/07/24

2011-07-24:シャジン







































家の石段から道路に向かってピョンと飛び出して伸びています。
枝にはいくつもの小さなつぼみ。
なんとなく微笑ましく思って見守っていたら、
中から長い雌しべを伸ばして釣り鐘の花が咲きました。

シャジンと言います。
おそらく、シャジンの中でも、
オトメシャジンなんじゃないかな。
キキョウ科のツリガネニンジン属で、
ツリガネニンジンともよく似ています。

うちにあるのは、ツリガネニンジンと思って植えたのか、
それとも自生なのか、どちらでしょうか。(忘れてしまいました)

オトメシャジンとは、
一応、愛媛県の東部にある東明石山周辺の固有種なんだそうです。
その東明石山周辺には、希少な植物がたくさんあるそうで、
「花の山」と言われているほどなんだとか。
その中でも、絶滅危惧種に名を連ねる花のよう。
…というと、自然にできたものなのに、
うちの庭での注目度が上がりそうですね!



雨露に濡れた姿もかわいらしい。
花びらが少し透けて、
向こうがうっすら見えるのも幻想的。

2011/07/23

2011-07-23:キキョウ


















昨日、庭を散策していたときにはまだ上の写真の状態で、
花びら同士がぴたりとくっつき、
風船みたいにぷくっとふくれていました。
英語名では「balloon flower」と言うそうですが、
海も国も超えて、この姿には心をぐぐっとつかまれるようです。
咲かずにこのままでいてほしいような、
早く咲いた姿も見たいような、そんな気分です。

いよいよ咲くとなると、その瞬間ももちろん見逃せません。

「桔梗の花 咲く時ポンと 言ひそうな(加賀千代女)」
花は美しく、しっとりとした浴衣を纏ったような姿が印象的です。
キキョウ科の多年草です。
キキョウの雄しべと雌しべとは成熟期が異なるそうで、
雄しべから花粉が出ていても、雌しべの柱頭が閉じたままの雄花期、
花粉が活動をやめて柱頭が開き、
他の花の花粉を待ち受ける雌花期とがあり、
自家受粉を避けています。
花粉の媒介者は虫ですね。
で、咲いたばかりの今は、まだ雄が熟した状態でしょう。

ちなみに、平安時代の辞書には(『和名抄』か?)
「阿利乃比布岐(ありのひふき)」と紹介されているそうです。
つまり「蟻の火吹き」。
蟻が桔梗の花びらを噛むと、蟻の口から出た蟻酸(ぎさん)と
桔梗の色素アントシアンが反応して
紫の花が赤く変色する様子を言っているらしい。
蟻が火を吹いているように見えるから、とのことです。

花言葉は「気品」「清楚」。
強くひとりで立ち(そういえば、先日の台風にも負けませんでしたね)、
凛とした面持ちで前を向いています。
この花のカタチを象って桔梗紋ができたり、
江戸城にはききょうの間や桔梗門と「桔梗」の名のつくところもと、
武士に好まれる花でもありました。
京都は一條戻橋の晴明神社の神紋でもあります。
そういわれると、どことなく、
“覚悟”を決めた刹那な姿勢に見えなくもない。

秋の七草としても知られる桔梗ですが、
今はもう絶滅危惧種に数えられます。
“覚悟”を解いて、しなやかに生き続けてほしいものです。

2011/07/22

2011-07-22:ネジバナ

念願の、ネジバナです。
何度か育てようと試みたそうですが、やっと咲きました。
うちの庭で発見された2本目のネジバナです。
近所の公園や道ばたにはたくさん咲いていて、
見つけるたびに、甥は「ネジバナ〜へへ」と言って喜びます。
ねじれて咲くからネジバナ。
名前も明快です。
もしかしたら、植えたから咲いたんじゃなく、
どこかから移ってきたのかもしれませんね。

螺旋階段のようにねじれているのは、
茎が傾かないようにするためという説が
有力なんだそうです。
小さな花をたくさん、
細長い茎に密着させるようにつけるので、
一方向につくと、たしかに傾くでしょう。
(よく見ると、花はもう終わりかけですね…!)
たくさんの花がつくのは、
受粉の機会を増やすためでしょうか。
ハナバチなどが花粉を運んで
他花受粉するそうです。
(運んでもらえなかったら、自家受粉も)

ラン科では珍しく、
人間の生活圏で普通に見られます。
都会でもそこ・ここにあるでしょう。




古今集にて編まれている河原左大臣の歌も有名ですね。
みちのくの しのぶもじずり 誰ゆえに
乱れむと思う 我ならなくに
(河原左大臣 古今集)
ここで出てくる「もじずり」とは、ネジバナの別名です。
子どものときには、この「しのぶもじずり」というところが
何のことやらさっぱりわかりませんでしたが、
草地にそっとしのんでいるネジバナだと思うと合点です。

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追記
昨日の「フジバカマ」ですが、
「フジバカマ」でなく「シモツケ」でした。
フジバカマの記事はそのままに、
再度「シモツケ」として記事を掲載します。

2011/07/21

2011-07-21:フジバカマ(?)


















淡紅紫の小さな花。
秋の七草に数えられますから、
本来は秋にはもっと密生して咲くのだと思うのです。
ようやく台風の残り風も終わった爽やかな日に、
この日を逃すまいと咲いたような心持ちなのでしょうか。
…と、フジバカマと思って書いていますが、
実際のフジバカマは茎が紫色なので、
違っているかもしれません。(誰か教えてください!)

フジバカマならば、
奈良・平安の時代に中国より帰化した植物だそうです。
平安時代に編纂された日本最初の百科事典『和名抄』には、
蘭の名に対して、本草和名では布知波加万(フジバカマ)と言う。
新選万葉集では別に藤袴の二字を用いている。
というようなことが記されているようです。
花弁が袴のようで、色も藤色ということからの名前です。
平安時代には、この茎や葉っぱを干して、水につけて髪を洗ったんだとか。
だから、
藤袴 きて脱ぎかけし 主や誰
問へどこたへず 野辺の秋風(源実朝 金槐和歌集)
とも詠まれているし、そういえば『源氏物語』にも登場しますね。

咲いているのは、木々の陰にて鬱蒼と繁ったところ。
本当は、今日はネジバナを探していたのですが、
木々の隙間からこぼれる光と藤色がキレイだったので。

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追記1

先日紹介したフシグロセンノウ。
こないだの写真の脇に
見えていたツボミが
キレイに咲きました。





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業務連絡
タイトルの写真を変えました。
台風6号襲来のとき、2階から庭の小道を撮ったものです。

2011/07/20

2011-07-20:フシグロセンノウ


















昨日、大きな台風が、通り過ぎていきました。
「扇風機で雨を飛ばしてるみたいやね」と甥の言うように、
激しく激しく、雨は降り続けました。
玄関前の水槽では、長さ3〜5mmほどの
産まれたばかりの子メダカがすくすくと育っていたのですが、
どうやらこの台風にやられてしまったようで、
昨日の昼すぎから姿が見えません。
うちの目の前の川は、流れに対するカーブの急さと
高低差の大きさから、激しい流れになっていました。
ここ数年、台風は高知からそれるばかり。
うれしいような寂しいような複雑な心境でしたが、
直撃すると、やはりたいへんでした。
庭の木々は、補強のおかげもあって、元気なのですが。

そんな中、フシグロセンノウの花が咲いていました。
花期は7〜10月とあり、「フシグロセンノウが咲くと虫の声が聞こえる」
なんてことも言われるので、少し早めの開花と言っていいでしょう。
(この場合の“虫”は、秋の虫と言いたいところ。すでに鈴虫も鳴いているけど)
激しい雨と風にやられ、息絶え絶えといった様子。
本当は5弁花なのですが、4枚しか確認できません。
しかも、その4枚も一生懸命に食らいついている。
よくがんばった、これからもがんばって!、ですね。

フシグロセンノウは、山地の樹陰に生育します。
この色の花はなかなかなく、ヒトの目にもパッと目立って映ります。

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another side


台風一過の後、
ほっとしたのか
新たな餌場を求めてか、
(餌が流された??)
小動物の徘徊が目立ちます。
カミキリムシも
たまらず(?)子づくりです。






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昨日の台風は本当にすごかった。
『R197』には、早速、
昨日のこの周辺の様子が。
いや、本当にすごかった。

2011/07/19

2011-07-19:ヒマワリ

























いよいよ台風。
木々の補強をして備えたのは昨日の記事の通り。
なんと、ヒマワリにも補強を加えていたのであります。

このヒマワリ、知らず知らずのうちに、大きくなっていました。
うちの庭にはヤガラなどの野鳥もたくさんやってきますが、
その餌にしてやろうともらってきたヒマワリの種が、
自然に根付いていたようです。
ただ、そのヒマワリの種をもらった相手の家では、
すでに大量のヒマワリがもう花を咲かせているよう。

ヒマワリの花は、十分に生長しきってしまうまで、
朝は東向き、夕方は西向き、というふうに、
太陽の向きを追わえていくものです。
キク科で、大きな花に見えるのは、
いくつもの咲く花(舌状花)と
咲かない花(筒状花)を集合させたものだそうです。
だから花言葉は「私の目はあなただけを見つめる」という一途なもの。
原産地はアメリカ、16世紀ごろにイギリスに伝わり、
「太陽の花」と呼ばれはじめました。
向日葵の ゆさりともせぬ 重たさよ (北原白秋)
うちの庭ではようやくツボミをつけたくらいで、
花が咲くのはこの台風を乗り越えて、
しばらくして、という感じでしょうか。
意図せず育ったものですが、1本で健気に太陽を目指します。
その姿に、「補強したらなかわいそうやん」となったのでした。