2011/06/14

2011-06-14:ホオズキ

























今、庭のホオズキは忙しい時期に入りました。
こないだ花が咲いていたところに、
ほんの10〜15mmほどの実がついたばかりです。
そのすぐ上には、咲いたばかりの花がまた。

「ホオズキ」と言えば、朱色に染まったもの、
またはある程度の大きさに育ったものばかりを
思い出すことばかりでした。
だから、「できたばかり」のこのホオズキは、
私にとって、初めてみるホオズキの姿です。
実際、生まれたばかりのこの小さい実のなんと初々しいこと。
実を包む葉の肌が、赤ちゃんみたにツヤツヤとしています。
これが大きくなって、また、種ができる。
葉の下に隠れて、じっくりとその時を待っているようです。

「ホオズキ」という名は、
子どもが果実を鳴らして遊ぶ様子を模しての
「頬突き」が元となっています。
つまり、ホオズキと聞くと、「子ども」や「遊び」、
または「夏祭り」のようなワードを連想しがちです。
でも、この「できたばかり」のを見ると、
朱色に熟れたものは、充分に大人なのだなと感心してみたり。
ああ、やはり、それでも朱色の“べべ”は、
「町娘」のような…と思い直したりもするのです。

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