庭に植物を植え始めたころ、
姉は一生懸命にそれぞれの植物に立て札を立てていました。
甥もそろそろ庭で遊び始めていたので、
せっかく植えた植物を引き抜かれないように、
ということも目的にはあったよう。
そんな姉の希望通り、というか、
甥は、立て札のある植物に興味を持ち、
むしろ、立て札の立ててある植物を抜きまくったとのこと。
ウチョウランを植えてあるところにも立て札が。
いや、正確に言うと、「植えてあるところ」ではなく、
「植えてあったと思われるところ」に。
生長して花を開かせたものは、
だいたい、立て札から1mほどは離れたところにあり、
「うーん、種が滑っていったのかねぇ」と
姉は、苦しい言い訳をしています。
それにしても、立て札があろうがあるまいが、
ハイセンスなカラーリングは人の目を引くことに違いなく。
中でも、上の写真の花は、白と赤紫の配色が美しいのです。
赤紫の見える分量が多い正面よりも、
白の分量が多い横顔がいい。
庭の通り道に向かって
正面でなく写真の向きで横向きに立っているのも、
写真映りを気にしてのことか、と思わせます。
上のような2色の花の他、
白やスミレ色の1色のものも。
1色だと清楚に見える。
昭和40年代は
「ウチョウランブーム」といわれるほど
栽培収集が加熱気味だったよう。
その流れを受けて、
野生の品種は希少だそうで。
とにかく、どのウチョウランも、
立て札の立ったところから“滑った”ところで生きています。
立て札の立ったところから“滑った”ところで生きています。
その場所を選んだのは「たまたま」なんでしょうが。
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追記
木々に隠れて、
これまた知らない花が咲きました。
誰か知っている人がいたら、
教えてもらえるとうれしいです。
(どこででも見かける花なのですが)
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