2011/06/02

2011-06-02:フタリシズカ



庭でフタリシズカが満開になっていたのが
ちょうど1月前のころのこと。
これは、1本だけ遅れて咲いたフタリシズカです。
普段は2本の花穂をつけるのですが、この花序は1本だけ。
不出来な…というか、のんびりとマイペースな感じです。
「だって、急いだら“時間”がもったいないやろ」と言いたそうに、
シレッとした顔で咲いていました。

地下茎で繁殖し、群落を形成するフタリシズカ。
うちの庭に今あるのは、家よりさらに奥、
四国カルスト(通称:天狗高原)に登る道の途中にある
西村家の山にて群生していたものを移したもの。
うちの庭を作り始めた初期のころからいるんじゃないかな。
毎年5月ごろ、楚々と花を咲かせています。

花の名の由来は、2本の花穂を
能楽「二人静」の静御前(源義経の側室です)と
その亡霊の舞姿になぞらえたもの、とのことです。
それと対比して、花穂を1本しか出さない類似種に
ヒトリシズカというのもあります。
こちらも花の可憐さを静御前にたとえています。
…「二人静」について調べてみるのもよさそうですね!

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