2012/01/31

2012-01-31:モクレン

モクレンの花芽が膨らんできた。
この芽は多分、白色の花を咲かせるはず。
モクレン科 ハクモクレン














花芽の柔らかな毛が、朝の光を受け、美しい。
ハクモクレンは真っ白な花が葉に先行して開く。
いち早く春の訪れを感じさせてくれるはずだ。

春よ 来い
早く 来い

2012/01/26

2012-01-24:ツバキ

ツバキの花が開きました。
秋から数珠なりの莟をつけていたので、
開くのを楽しみにしていました。
写真は午前11時、ハチがやって来ました。
盛んに雄しべをつついています。
ツバキ科 ヤブツバキ 照葉樹林
数年前まで、
私の家では、資生堂化粧品を扱っていました。
今でも、化粧品を購入する時には資生堂を選択してしまいます。
資生堂のマークを見ると、わくわくと華やいだ気分になるのです。
資生堂のマークは椿の花。今回検索して、こんなことが分かりました。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

rogo_01.jpg
 大正5年に使われた社用便箋花椿マ-クです。
資生堂の初代社長・福原信三氏が原型をデザインされたのだそうです。
当時、一番人気商品の「香油 花椿(髪油)」をデザインしたようです。

rogo_02.jpg
大正5年看板

rogo_03.jpg
現在

それから、この字体も変わらず、ステキです。

SHISEIDO


今、資生堂のコンセプトは、
一瞬も一生も美しく
(リンク)
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
資生堂から発行された1986年「彩」、1987年「粋」、1988年「香」の3冊、
今も大事にしています。(市販はされなかったのではないかと思います。)

2012/01/23

2012-01-23:マンリョウ

赤い実のなる「ヤブコウジ」は「十両」リンク(2012-01-18 ヤブコウジ)
十両があれば、百両など他に○○両があるのかしら?
調べてみたら、これが、あるんです。
他に、一両、百両、千両、万両があるようで、
全て、秋から冬にかけて、赤い果実をつけます。

そして、うちの庭には、「十両」と「万両」があります。
これまで、ずっと家族が「センリョウ」と言ってきた赤い実は、
実は、下向きに実がなることから、「マンリョウ」であると、
判明しました。

ヤブコウジ科 マンリョウ














以下に一両から万両まで並べてみました。
一両:アリドオシ(アカネ科)
十両:ヤブコウジ(ヤブコウジ科)
百両:カラタチバナ(ヤブコウジ科)
千両:センリョウ(センリョウ科)
万両:マンリョウ、ヤブタチバナ(ヤブコウジ科)

桁が上がるほど、草丈が高くなり、実も多くなるようです。
それにしても、千両、万両とは、大金ですよね。

2012/01/19

2012-01-18:ヤブコウジ

今日も薄曇り、時々薄日のはっきりしない天気でした。
うちの庭のあちこちにかわいい実の「ヤブコウジ」があります。
またの名を「十両」。庭には他に「千両」があるが、どうして
十両と千両ほどの差がついたのか。千両は実がいくつもつくからかしら。
落葉樹の多いうち庭をどちらもキレイな緑と赤で彩っている。

ヤブコウジ科 ヤブコウジ属 常緑低木 

















次は「センリョウ」をアップします。

2012/01/16

2012-01-16:カシ--大きな木

どんよりとした空から時折薄日がさし、粉雪が舞っています。
温度はさほど下がっていませんが、薄ら寒く感じます。
うちの庭に隣接して、大きなカシの樹があります。
大きな樹はそこにあるだけで、包容力を感じ嬉しいものです。
日陰をつくり、風を遮ってくれ、
秋にはたくさん、たくさんドングリを落とし、
近くの子ども達が拾いにきます。
そして、春には、どんぐりからいくつも芽吹きます。
たいがいは、この樹の下の日陰で枯れたり刈られたりしまいます。
このカシの樹、毎年毎年1メートルずつ大きくなっています。
ここに住み始めた5年前には、この先にある信号機が見えていたのに、
今は全く見えません。


カシの樹、庭から4メートル下の公園に植わっている。種類はわからない。








































子ども達が幼かったころ、読んだ絵本を思い出しました。
それは「大きな木」という絵本。「大きな木」と「ぼうや」のお話です。

大きな木とぼうやは仲良しで、ぼうやは木が大好きで、木と遊びました。
ぼうやは成長して、木に会いに来なくなってしまいました。
ある日、大きくなったぼうやが木のところへやってきます。

木は昔のように遊んでおいきと言いますが、ぼうやは言います。
「おかねが ほしいんだ。 おこづかいを くれるかい。」
木は困りましたが、実をすべて与えます。
大人になったぼうやは家を欲しがり、木はその枝を与えます。
年老いたぼうやは船を欲しがり、木はついにその幹を与え、

切り株になってしまいます・・・与え続けるりんごの木。
実をすべて与え、枝をすべて与え、そして幹さえも与えてしまいました。


「木は それで うれしかった・・・ だけど それは ほんとかな。」
木は、本当に幸せだったのでしょうか?
木がしてあげたことは、ぼうやのためになったのでしょうか?
「与える木」として考えること。「与えられる木」として考えること。
解釈はいろいろでしょう。人生経験、考えが様々だから。
「大きな木」は、引っ越しの時から、この家にないけれど、
あのきれいな緑の表紙をまた見たいと思いました。
あの本を前に、自分はどう思うでしょう。

2012/01/10

2012-01-10:モチノキ

うちの庭は、表向きなんの変化もありません。
夏にはうっそうとしていた木々も、葉を落とし冬芽を出して、
冬眠しているみたいですし、
常緑樹も寒さと乾燥に耐えるように縮まり、葉の色も冴えないようです。
今日のテーマ「モチノキ」も例外ではありません。
寒い朝は、葉を縮め丸まっています。
小春日和の穏やかな昼間には、葉を広げ温かい日射しを受け止めています。

モチノキ科 モチノキ 16℃
















うちの庭には、モチノキが2本あります。
残念ながら、どうも雄株ばかりのようです。
赤い実をみたことがありませんから。


性質は強くて芽吹く力が強く、放任でもある程度樹形がまとまるんだそうです。
なんだか、うちの庭にぴったりですね。
春には小花をたくさん咲かせてましたが、
径5mmの黄緑で、花が咲いていることに気が付かないぐらい目立たない花でした。
雌株は花後に径1cmほどの丸い真っ赤な果実を付けるのだそうです。


名前の由来は、樹皮から鳥もちがとれることから。
樹皮をそのまま剥いだものが鳥もちになるのではなく、
数ヶ月流水にさらした後に砕いて更に水で洗うというような
手間のかかる工程を経て鳥もちができるそうです。
へえ〜知らなかった。

2012/01/04

2011-01-04:ナンテン

仕事初めの今朝は、昨夜から降り続いた雪で一面雪色。
この雪の中で、鮮やかな赤色と黄色はナンテンです。
高さ1メートルから成長しないかわいいナンテンです。
うちの庭は土質が合ってないのかもしれませんね。
面白いことに、赤のナンテンは葉も枝も赤色気味で、
黄(普通には白というらしい)ナンテンの葉や茎は黄味がかっています。

ナンテンは生薬名南天。乾燥させた果実を、咳止めとして煎じて服用するようです。
そう言えば、「南天のど飴」という医薬品がありますね。
ネット検索しているとYou Tubeに
「ナンテンマン」の「南天のど飴の歌」がアップされていました。
面白いのでぜひ→http://www.youtube.com/watch?v=9_Gv1DwVZr8へ

昔から、料理の盛り付けにナンテンの葉をあしらう風習がありますが、これはナンテンの葉の彩りだけではないようです。ナンテンの葉にふくまれるナンジニンという物質が腐敗防止の役目をするからだそうです。
防腐効果は考えていたわけではありませんが、私もよく「赤飯」を作ると彩りでナンテンの葉をあしらいます。赤飯が美味しそうに見えるからです。

それから、ナンテンは「難転」「難を転じて福」に通じるとされ、縁起ものとして、生けられたり、植えられたりするんだそうです。確かに玄関先や戸口でよく見かけます。

分類:メギ科ナンテン属。 
 


2012/01/02

2011-01-02:正月の木

あけまして、おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

正月の木といえば、「松竹梅」が思い浮かびます。
門松にもこの3種は欠かせない植物で、うちの庭にもあります。
いや、正確には、松は道路を隔てた川の斜面に立っていて、
かってに借景にさせてもらっています。

ところで、「松竹梅」は中国の画題を表す「歳寒三友」から
日本に伝わったものなのだそうです。
松と竹は寒い時にも退色せず「不老長寿」に繋がるとして、
梅は寒中に花咲くことから、吉祥の象徴とされるようになったんだそうです。
うちの庭にもある「松竹梅」ですが、
例年のように父はりっぱな「松竹梅」とウラジロを遠くの「うちの山」に求め、
玄関に飾ってくれました。
体調の優れない88歳の父の作った「うちの門松」。
その「こころ」を記憶に留め、繋いでいきたいと思う正月でした。