2011/10/29

2011-10-29  梅の新芽

うちの庭の先陣を切って、梅の木は早々と葉っぱを
落としてしまいました。そしてその後には、こんな芽が。
もう次の春の準備なんですね。

この春、美しい花を見せてくれ、夏には大きな実をくれた。
・・・・・ありがとう。そして来年を楽しみにしています。

2011.6.13 ブログ「うちの庭」より

収穫して4ヵ月、これから食卓へ。

2011/10/28

2011-10-28 ガマズミの実


















6月1日のブログに上げていたガマズミです。
期待したとおり、赤い実をいっぱい付けています。
食べられるとあったので、かじってみましたが、
苦酸っぱく、「美味しい」にはほど遠く、がっかりしました。

昔むかし、
ガマズミのことを青森県三戸地方のマタギの間では「ジュミ」といい、
山の神からの授かり物として、大事に口にしました。
ガマズミという名は、「神の実」という意味を持ちます。
いつしか、マタギをする人もいなくなり、「ジュミ」のことは
忘れられていました。
近頃、歴史を紐解き、昔の食を見直したところ、「ジュミ」が
生活習慣病に有効ということで、官民一体で開発した「ジュミ」ドリンクが
優秀な町おこし産品として注目されているようです。

ジュミの健康成分(リンク)
ジョミの主成分であるポリフェノールの含有量は、
赤ワインに匹敵するといわれています。

血液中のコレステロールは活性酸素により酸化されると
血管の細胞を老化させ動脈硬化など引き起こします。
ポリフェノールはこの活性酸素の働きを抑え
血液をさらさらにする働きがあります。

もっと寒くなるのを待って、甘くなったら、
リキュールを作ってみましょう。
若返るかも・・・・・ね。

2011/10/26

2011-10-25 ツワブキ



ツワブキもまた(前頁はノコンギク)キク科に属し、秋早いうちから咲き始め、
今満開です。
今、うちの庭はリンドウとノコンギクとツワブキの競演場、
春にも増して華やかです。
ツワブキは12月まで咲き続けるらしく、12月28日の誕生花です。
はたして、うちの庭ではどの時期まで咲き続けるのでしょう。
先日、伊予市双海地区(旧双海町)の海岸を走る国道378号線沿いの斜面には
ツワブキが群生していました。うちの庭より温かいのか、まだ、つぼみばかりでした。

「石蕗(つわぶき)の日陰は寒し 猫の鼻」 酒井抱一
「いくたびか 時雨のあめのかかりたる 石蕗の花もついに終はりぬ」斉藤茂吉

寒い時期まで咲きそうですね。
あとの茂吉の歌は、彼自身の人生に掛けているのでしょうか。

ところで、ツワブキの名称は
ツワブキの葉の形が蕗に似ていて、四季を通じて艶のある緑が美しく、
艶があることから、「ツヤブキから転じて「ツワブキ」となった」と
いう説が大勢です。
蕗と同じように、全草を食べられるらしく、
特に佃煮にすると美味しいとありましたので、
来春は「キャラ・ツワ・ブキ」を作ってみましょう。

2011/10/24

2011-10-24 ノコンギク

この、ノコンギクは、植物好きの長女が、小学生の時に、
「普通のより、濃い色をしててキレイ。」
という理由で道ばたの花を摘んで来たものです。
この土地に移ってくる前には、日の当たらない庭の隅で
ひ弱に、楚々と咲いていました。

4年余り前に
日当たりのいいこの庭に来てからは、
地下茎を四方に伸ばし、勢力をどんどん拡大しました。
その上、夏に思い切り低く刈り取ったら、
刈りとった所から複数の枝を出し、たくさんの花を付けました。

夏に低く刈りとったら、低くキレイなまとまりができた。


天気のいい日は、数種類のハチ
やチョウが盛んにやってきます。
























今日、うちの庭に咲いていた「ヨメナ(リンク)」は、終わりに近くなって来たので
次期に備え、刈り取りました。

2011/10/19

2011-10-18 センブリ







































今、うちの庭のセンブリは、静かに満開を迎えています。

センブリは幼いころから、ゲンノショウコとかドクダミとともに
「薬」の草として、いつも身近なところにありました。
あまりに、身近すぎて、じっくり花など見たことがありませんでした。

よ〜く見ると、紫の線の入った白い花びらが星形に並んで、清楚な風情です。
強烈な苦さという鎧を全身にまとっているのは、この清楚さを守るためでしょうか。

千回振り出しても(煎じても)、まだ苦いので「センブリ」とは、
よく言ったものです。
子どものころ、胃腸が弱っている、痛い時には、お茶のよう出したものを
飲まされたものです。薬は苦いものと思っていました。
昔から、化粧水としても使われていたようです。
苦さには、血行を良くし、皮膚の温度を上げる効果があるとありました。
化粧品や育毛剤が、たまたま、口に入って、「わっ」て言うくらい
苦かった経験があります。













2011/10/15

2011-10-15 オオバショウマ

「名前を知らない植物(前ページ追記)」には、
花道楽さんからコメントをいただき、解決した。
「オオバショウマ」という名前だと分かり、すっきりした気分だ。

2週間前ごろ、長く行列した小さな白いツボミを見つけた。
かわいい!!。

「なんて言う名前?」
「ショウマの種類だろうけど、しらん。」
「?」

そうしているうちに、ツボミは開き始め、そして満開。
晴天には、いくつかの昆虫を惹き付けていた。
写真はコガネムシの種類か。
花粉を体中に付けて、無我夢中で花心に潜り込んでいる。
ほんとの黄金虫になって、花の目的をちゃんと果したのだろうか。



今日は小雨。


もう少ししたら、
花の「もくろみ」の
成果が分かる。












2011/10/13

2011-10-12 リンドウ



リンドウを山歩きで見つけると、
なんだか嬉しい。鮮やかなこの色に
会うと得した気持ちになる。

遥か50年も昔のことを突然に思い出した。
私の小学校修学旅行は九州別府・阿蘇
方面だった。阿蘇山で自分のためのお土産にと買ったしおりは、リンドウの押し花を貼ったものだった。
少しあせた色の小さなリンドウと止めた細い紙が
セピア色で甦る。
そう言えば、熊本県の県花はリンドウだ。

うちの庭のリンドウも咲き始めた。庭はリンドウにとって、
居心地がいいらしく、種を拡散させ、庭のあちこちにで、
花を咲かそうとしている。

和名は「龍胆」(りゅうたん)。リンドウは音読みが変化したものらしい。
また、根が胆のように苦いことから名付けられ、根は苦味健胃薬として
使用される。(薬剤師の夫の弁)

追記・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
またまた、名称がわからない植物出現。


高さ80センチくらい。
うちの山(天狗高原の下)から、木について
来たものだと思われます。
ご存知の方、どなたかお教えください。
うちの庭メールアドレス  uchi.niwa@gmail.com

2011/10/10

2011-10-10 ダイモンジソウ





























名前は花弁の形から










秋の澄んだ空気と斜陽の中で、
ひっそりと佇んでいます。
秋の植物は、全体的に乾いた印象を
持っているいるのですが、
ダイモンジソウは葉も花も
肉厚で艶ややかで、
しっとりしています。

この花、高知県梼原町四万川の方が栽培していたのを
分けてもらったものです。



食べたことはありませんが、ユキノシタと同じようにように、
葉を天ぷら、湯がいてごま和えなどが合うよう。
少ししかないので、当分口に入れられないでしょうね。








2011/10/09

2011-10-08 フウロソウ



なんともユーモラス。
踊ってるみたいです。
フウロソウ(どうもアサマフウロ)の実です。
カーブの先の直径1㎜の丸いのが種子。
よく見てみると、今、うちの庭では、
つぼみも、花も、
散った後のも、
実も、
見ることができます。

   
花びらが散った花柱
実が熟してきた。
弾ける寸前。

2011/10/06

2011-10-06 ウド



昨日は冷たい雨、今日はうって変わって、雲一つない青空。
風が爽やか。
今、ウドは、花と青い未成熟な実が混在しています。
放射状に小さな花と実をつける姿が特徴的です。
私は、「うどの大木」という慣用句のために、
ウドに誤った評価をしていました。
(どう評価されるかなんて、ウドにとっては、どうでもいいことですけどね。)
役立たずどころか、新芽のころから、若葉、つぼみと生涯を通じて、
独特の鮮烈さを味わわせてくれます。
芽も、茎も、皮も、葉も全草捨てるところはほとんどありません。
茎の皮は千切りにして、キンピラにすると、
思いがけない美味しさに感動しましたね。
この時期にも、新しい葉や、つぼみの房を天ぷらにすると、
バーブのような独特な香りと苦味が刺激的です。
ウドは「独活」とも書き、風もないのに揺れている様を、
また「ウゴク」から「ウド」と変換して行ったらしい。
薬の世界では「独活」は「ドッカツ」と読み、
漢方薬として乾燥根を使用するんだそうです。
ウドの成分にクロロゲン酸という抗酸化物質が含まれているそうで、
アンチエイジング効果が期待できるかも。それなら、嬉しいですね。

ところで、10月4日にアップした「イタドリ」、
食べるための皮剥ぎ作業は、結構面倒な作業です。
少し乾かすと剥ぎやすいとか聞き、いろいろ試してみたが、
なかなか順調に剥げません。
10月6日付け高知新聞紙上に「イタドリ皮剥ぎ機械」が
開発されたという記事が載っていました。
開発したのは「ソフトウエア会社」。
イタドリが全国区になって、多くの舌を満足させる日も近い?。 
ちなみにイタドリも「抗酸化物質」が豊富らしいですよ。

追記

庭のお花と紅葉をアレンジして、
玄関に飾ってみました。






2011/10/04

2011-10-03 イタドリ
















朝晩、ぐっと冷えます。上着なしでは、耐えられない寒さです。

うちの庭では、イタドリは、雑草です。
見つけたら敵のごとく引き抜いています。
このイタドリは、運よく、散歩道から死角となっていたので、
引かれずに生き延びたのでしょう。

夫の話なので、真偽のほどは?ではありますが、
幕末の有名な医師シーボルトが薬効(名のごとく痛みを取る効果)
のあるイタドリの根っこを欧州に持ち帰ったことが始まりで、
今では世界の「侵略的外来種ワースト100」に
選定されているのだそうです。

確かに、アスファルトを突き破って、
道路に亀裂を作っているのを度々見かけます。
地下茎の生長はそのくらい強靭な力がある。

花は、少し黄緑がかった白い小さな花で、
多数集まった花序の外観は可憐で趣を感じさせます。
この花は雌花でしょうか。
近いうちにたくさんの薄い軽い種子をつけ、
風に乗って拡散するのでしょう。
ハチ数匹、周りを飛び回っていました。
雑草の強靭さと可愛いさ、イタドリに親しさを感じてしまいます。
せめて、この花はおいておこうか。

イタドリは高知に来て初めて食べました。
歯ごたえと酸味がたまりません。
まだ葉を開いていない若く太く、スポンと折れるイタドリの茎を収穫し、
皮を剥いで熱湯を通してあくと酸味を抜き、
または、粗塩で漬け、塩抜きして料理ます。
炒め煮、和え物、何でもいけます。
意外なのが、「イタドリジャム」。
だじゃれのようですが、岐阜県「板取村」(現関市)から
「イタドリジャム」の作り方を発信しています。
http://www.yumefuusen.com/itadori.htm
先日、出産祝のお返しものの詰め合せに高知県津野町坂本さん製造の
虎杖(イタドリ)ジャム」が入っていて、味わってみました。
意外なほど、あくがなく、さっぱりとした美味しさです。











2011/10/02

2011-09-30 コマユミの紅葉


















昨夜は、小雨が降ったらしい。木々がしっとりと濡れていました。
ピンクがかった赤いコマユミの落葉が美しい。
木は生き延るために、こんなにも美しい葉を落とし、
そして、もう、すでに、次の春の準備にかかっているのだ。














そして、そして、
同時に、可愛い実をも付けている。


秋は、生きているものは、ほんとに
忙しい。私も。


黄色の実