朝晩、ぐっと冷えます。上着なしでは、耐えられない寒さです。
うちの庭では、イタドリは、雑草です。
見つけたら敵のごとく引き抜いています。
このイタドリは、運よく、散歩道から死角となっていたので、
引かれずに生き延びたのでしょう。
夫の話なので、真偽のほどは?ではありますが、
幕末の有名な医師シーボルトが薬効(名のごとく痛みを取る効果)
のあるイタドリの根っこを欧州に持ち帰ったことが始まりで、
今では世界の「侵略的外来種ワースト100」に
選定されているのだそうです。
確かに、アスファルトを突き破って、
道路に亀裂を作っているのを度々見かけます。
地下茎の生長はそのくらい強靭な力がある。
花は、少し黄緑がかった白い小さな花で、
多数集まった花序の外観は可憐で趣を感じさせます。
この花は雌花でしょうか。
近いうちにたくさんの薄い軽い種子をつけ、
風に乗って拡散するのでしょう。
ハチ数匹、周りを飛び回っていました。
雑草の強靭さと可愛いさ、イタドリに親しさを感じてしまいます。
せめて、この花はおいておこうか。
歯ごたえと酸味がたまりません。
まだ葉を開いていない若く太く、スポンと折れるイタドリの茎を収穫し、
皮を剥いで熱湯を通してあくと酸味を抜き、
または、粗塩で漬け、塩抜きして料理ます。
炒め煮、和え物、何でもいけます。
意外なのが、「イタドリジャム」。
だじゃれのようですが、岐阜県「板取村」(現関市)から
「イタドリジャム」の作り方を発信しています。
http://www.yumefuusen.com/itadori.htm
先日、出産祝のお返しものの詰め合せに高知県津野町坂本さん製造の
「虎杖(イタドリ)ジャム」が入っていて、味わってみました。
意外なほど、あくがなく、さっぱりとした美味しさです。
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