2011/10/04

2011-10-03 イタドリ
















朝晩、ぐっと冷えます。上着なしでは、耐えられない寒さです。

うちの庭では、イタドリは、雑草です。
見つけたら敵のごとく引き抜いています。
このイタドリは、運よく、散歩道から死角となっていたので、
引かれずに生き延びたのでしょう。

夫の話なので、真偽のほどは?ではありますが、
幕末の有名な医師シーボルトが薬効(名のごとく痛みを取る効果)
のあるイタドリの根っこを欧州に持ち帰ったことが始まりで、
今では世界の「侵略的外来種ワースト100」に
選定されているのだそうです。

確かに、アスファルトを突き破って、
道路に亀裂を作っているのを度々見かけます。
地下茎の生長はそのくらい強靭な力がある。

花は、少し黄緑がかった白い小さな花で、
多数集まった花序の外観は可憐で趣を感じさせます。
この花は雌花でしょうか。
近いうちにたくさんの薄い軽い種子をつけ、
風に乗って拡散するのでしょう。
ハチ数匹、周りを飛び回っていました。
雑草の強靭さと可愛いさ、イタドリに親しさを感じてしまいます。
せめて、この花はおいておこうか。

イタドリは高知に来て初めて食べました。
歯ごたえと酸味がたまりません。
まだ葉を開いていない若く太く、スポンと折れるイタドリの茎を収穫し、
皮を剥いで熱湯を通してあくと酸味を抜き、
または、粗塩で漬け、塩抜きして料理ます。
炒め煮、和え物、何でもいけます。
意外なのが、「イタドリジャム」。
だじゃれのようですが、岐阜県「板取村」(現関市)から
「イタドリジャム」の作り方を発信しています。
http://www.yumefuusen.com/itadori.htm
先日、出産祝のお返しものの詰め合せに高知県津野町坂本さん製造の
虎杖(イタドリ)ジャム」が入っていて、味わってみました。
意外なほど、あくがなく、さっぱりとした美味しさです。











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