2014/12/22

2014.12.20 干し柿

 軒下に一列に見えるのは干し柿である。
姑と娘と私と、女3人が渋柿の皮をむいた。
姑は車いす生活になっている。姑が包丁を持つことは、何年ぶりかであろう。ひとつ目は、なかなか力が入らなかったが、2つ目からは、昔を思い出したようなスムースな包丁使いになった。合計3つの皮をむいたが、たくさんあったら、もっともっと上手になっていたかもしれない。
 ゆったりとした、ちょっといい時間だった。

冬の庭、晴天だった。

2014/12/11

2014/12/05 雪

朝から雪。
水気を含んだ雪が、すっかり葉の落ちた枝の先まで積もっている。
この写真は午後7時ごろ、
家の中の照明が庭を照らしている。



子どもころは、雪が嬉しくて、
降る雪に、はしゃぎ、
曇った空から舞い降りる雪に顔を向け、
次第に白に覆われる地面に足跡をつけた。
近頃、あの「うきうきとした」気持ちが
薄らいでいる自分に気づく。
少々、残念な気分だ。




2014/11/30

2014.11.29  秋は終わり

一昨日からのは風で、庭は赤い葉で覆われ、
コマユミの木は裸になってしまった。
カリンの実も落ちた。
枝の先に、まだ残っているカリン
秋は終わりだ。

2014/11/22

2014.11.22 リンドウ

 近年は、山野でリンドウを見かけなくなったらしい。確かにこの付近でも野生でついぞ見かけない。草刈りをする薮がなくなったからだ、里山が崩壊しているからだ、という説も聞かれる。

 しかし、うちの庭は例外だ。庭いっぱい小苗がたくさん芽立ち、放射状に葉を広げる。引いても引いても出てくる。

 昨夜からの雨はあがり、午後は晴れた。暖かな日差しの中、リンドウは花を開き虫たちを迎い入れる。また、庭はリンドウの小苗でいっぱいになるなあ。



リンドウ
・竜胆(りんどう)科。
  Gentiana(ゲンティアナ)は、紀元前の頃の名前にちなむ。 
・根が薬用になり、昔から重用されてきた。苦味健胃剤として広く使われている。 ・漢名の「龍胆」の音読みの「りゅうたん」がいつの間にかリンドウと呼ばれる。  この草の根が胆汁のように苦く、最上級の表現で龍の胆のように苦いからという意味だろう。

・長野県と熊本県の県花
・花言葉は「正義と共に、勝利を確信する」

2014/11/09

2014.11.8 立冬

モミジ
ヒメシャラ
コマユミ

ヤマボウシ
ヤカラメ
日差しが弱まってきた。
お昼前の日差しの中で、太陽にに向かって木の葉を透かして見ると、
透き通って色鮮やかだ。
今年は昨日11月7日が立冬だったのだそうだ。
確かに朝晩冷え込むようになった。

私は、週末はここで過ごすことが多い。
普段の週末は賑やかなこの家も、今日はそれぞれの用件で出かけた。
介護が必要な姑とふたり、静かな時間をゆったりと過ごす。
写真 key   文 mizue

2014/06/24

除草が間に合わない

庭は、雑草が茂ってたいへん。

今日、除草大好きの良子さんがやってきて、
「私は、草が2~3ミリに伸びてもイライラする。」らしい。
(良子さんは、仮の名前です。以下、同じです。)

鮮やかな青色。
4~5年前移植したヤマアジサイ。
雨上がりのほんのわずかな瞬間でした。

「近くだったら、草を引きにきてもらうのに、」と、冗談めかして
本音を言ったら、
「引きに行きたい。」と本気でかえしてきた。
まさか、80歳を過ぎたひざ痛でお困りの良子さんに、除草を
お願いするわけにもいかず、冗談を詫び丁重におことわりした。

7年前から、庭の仲間であるアケボノツツジの葉にも光が射した。
現在地上部1メートルほどのこのツツジも、購入時点10センチ位だった。
未だに、花は咲かない。

次の休みは、庭の草取りをしよう・・・。



2014/06/08

うちの庭の散歩道

うちの庭の散歩道。
道の両側に、山草が自然のまま育っています。


ただいま見ごろ(開花中)の植物は、
オダマキ、ショウマ、ヤマアジサイなどです。



2014/05/25

イワチドリが咲いた

庭では、北向きのやや日当たりのよくない苔の中で
育っている。かわいいラン科の植物。

嶺北本山町、「早明浦ダム」の近くで、
足かけ4年、24~27才の独身時代を過ごした。
まだ、大川村が水没する前のことで吉野川源流域の
蛇紋岩の美しい河原を、地元の人に案内してもらって散策した。
その時、岩の割れ目にしっかりとしがみついて、
可憐な花をつけているイワチドリを初めてみた。
おそらく地元の人が、教えてくれなかったなら、こんな小さな花に
なんの感動も起こらなかったし関心ももたなかっただろう。
うちの庭のイワチドリは、園芸店から購入したもので、
多分、交配種。直射日光の当たらない苔の中で
毎年、この季節になると忘れず花を見せてくれる。

2014/05/15

晩春の庭

この季節は、晩春というのだろうか。
庭の若葉は大分濃くなった。
そして花の色も濃くなって来たようだ。


ヒメサユリ
ミヤマオダマキ

クロチクのタケノコ
タケの地下茎が拡がらないように鉢に入れて植えているが、
易々と鉢を乗り越えて、かわいいタケノコが生えた。

2014/05/05

うちの庭・・春

 一見、目立たないが、個性の際立つ花だ。

マムシグサ

クマガイソウ


2014/04/15

2014-04-15:シャクナゲ

待望のシャクナゲです。
家が建った年に咲いて以来、7年間も沈黙を守ってきました。
満を持してやっと蕾をつけたと喜んでいたら、
ツツジに似た花がぐるり、一斉に、ぱぁっと開いたのでした。
待望の蕾です。いよっ、待ってました!















シャクナゲは漢字で「石楠花」と表記します。
これは、石の間に南向きに咲くから、とされていますが、
中国にも別の花で「石楠花」という植物があるそうで、
誤ってこの漢名がつけられたとのこと。

そういえば、商売のためにわざと違う名前をつけることはよくあるそうで、
先日、聞いた話の一つには、
スーパーなんかで売られている“ヤマゴボウ”は、
実際にはアザミの根っこが使われていて、
本当の“ヤマゴボウ”は有毒だったり。
“エビス茶”として売られているのは実はハブソウの葉で、
逆に“ハブ茶”として売られているのがエビスグサの葉だったりするそうで、
そう説明されると、「あっちがこっちで、こっちがあっちで…」と
頭の中がこんがらがってけっこうややこしく思えたのでした。

シャクナゲの場合は誤って。
誤ったという以外の由来の通説では
「尺が短い」とか「癪に効く」などが有名です。
…とはいっても、「癪に効く」というのもデタラメで、
Wikipediaによれば、

シャクナゲは葉にロードトキシンことグラヤノトキシンなどのケイレン毒を含む有毒植物である。摂取すると吐き気や下痢、呼吸困難を引き起こすことがある。葉に利尿・強壮の効果があるとして茶の代わりに飲む習慣を持つ人が多く存在するが、これはシャクナゲに「石南花」という字が当てられているため、これを漢方薬の「石南(オオカナメモチ)」と同一のもの(この2つに関連性はない)と勘違いしたためであり、シャクナゲにこのような薬効は存在しない。

とあるので、つまり、薬効というよりは有毒で、
当て字によって誤って服用する人もいる、ということのよう。
むむむ。

ともかく、うちには久しぶりにシャクナゲが開きました。
このボンボリのようなピンクの塊は、
花の多い季節にあっても、目をひく存在感です。

2014/04/13

2014-04-13:クリスマスローズ



無精なもので、もう半年も休眠しておりまして、
目が覚めてみると、庭には、相変わらずたくさんの草木がありました。

「あ、クリスマスローズ」と甥。
ふと足元に目を移すと今年もクリスマスローズがはびこっております。
葉っぱの色を少し抜いたような淡い緑は、
母が広島から持ち帰って以来、すっかり居着いてしまいました。
今では甥も私(=植物に詳しくない人)も、
迷うことなく「クリスマスローズ」と名を呼べるわけです。
冬の寒い時期からじいっと寒さに耐え忍んだ証でしょうか、
うつむき加減な姿も、いわゆる“下向き”というより、
“健気”やら“清楚”やら“ウブな”みたいな言葉が似合いそうです。

花言葉は(「恋する花言葉」より)
「スキャンダル」「中傷」「不安を取り除いてください」「慰め」
だそうですが、由来は、これまた同じサイトの記事によると、
クリスマスローズの薬効と毒性からきているようです。
つまり、「スキャンダル」「中傷」は毒性から、
「不安を取り除いてください」「慰め」は薬効からではないか、とのこと。
中国の一部で自生する以外は、ほとんどの原種がヨーロッパの出身。
中世には、悪魔除けとして用いられたりもしたそうです。

毒性はともかく、クリスマスローズの根には
精神安定の薬効があり、うつ病の治療にも使われていたとか。
そうすると、いじらしい立ち姿にいよいよぴったりで、
いっそう身近に、なおのこと愛おしく見えてくるのでした。

明日はシャクナゲ。
サボらないためにも、予告しておきましょう。