2014/04/13

2014-04-13:クリスマスローズ



無精なもので、もう半年も休眠しておりまして、
目が覚めてみると、庭には、相変わらずたくさんの草木がありました。

「あ、クリスマスローズ」と甥。
ふと足元に目を移すと今年もクリスマスローズがはびこっております。
葉っぱの色を少し抜いたような淡い緑は、
母が広島から持ち帰って以来、すっかり居着いてしまいました。
今では甥も私(=植物に詳しくない人)も、
迷うことなく「クリスマスローズ」と名を呼べるわけです。
冬の寒い時期からじいっと寒さに耐え忍んだ証でしょうか、
うつむき加減な姿も、いわゆる“下向き”というより、
“健気”やら“清楚”やら“ウブな”みたいな言葉が似合いそうです。

花言葉は(「恋する花言葉」より)
「スキャンダル」「中傷」「不安を取り除いてください」「慰め」
だそうですが、由来は、これまた同じサイトの記事によると、
クリスマスローズの薬効と毒性からきているようです。
つまり、「スキャンダル」「中傷」は毒性から、
「不安を取り除いてください」「慰め」は薬効からではないか、とのこと。
中国の一部で自生する以外は、ほとんどの原種がヨーロッパの出身。
中世には、悪魔除けとして用いられたりもしたそうです。

毒性はともかく、クリスマスローズの根には
精神安定の薬効があり、うつ病の治療にも使われていたとか。
そうすると、いじらしい立ち姿にいよいよぴったりで、
いっそう身近に、なおのこと愛おしく見えてくるのでした。

明日はシャクナゲ。
サボらないためにも、予告しておきましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿