2011/06/12

2011-06-12:セッコク



セッコクの花が咲きました。
昨日までのつぼみだった間も
父がチラチラと様子を見ていましたが、
今日、いよいよ咲きました。

ウィキペディアで調べてみると、
セッコクの花は数年で一度しか咲かない、
もしくは、一度咲いたらもう二度と咲かないということのよう。
ついでに、葉も、花が咲く前の年にしかついていません。
一度しか咲かない花を咲かせるためのエネルギーを集めて
蓄えているのでしょう。
そして、花の後は茎だけが残ります。
(その後、大きく育った株を分けるなどして増やすようですが)
「花が咲いた後も茎は数年間生き残り、場合によっては大きな株になる」
とありますが、これは、今咲いているものが終われば、
同じ株で花を咲かせることがないということなのでしょうか。
このへんは、調べてもはっきりとわからないところです。
でも、とにかく頻度多くは咲かないようです。

実際には他の植物だって
「同じ花」は二度と咲かないのでしょうが、
この「何年も準備をして数年に一度だけ咲く(もしくは二度と咲かない)」
ということが、なにかとても大切なものを見たような、
もう二度と会えないような、うれしくも儚い気分を助長するのです。


根を空気中に出し、
大木や岩壁に根を張って着生するセッコク。
うちでは「大木」ではないですが、
カリンの木に巻き付けて育てました。
必死でしがみついているようで、
健気そのもの、といった感じ。


セッコクは漢字で「石斛」と表記します。
中国産の近似種に当てられた名称のよう。
漢方薬に使われたことから、こういうような呼び名なんだそうです。

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追記

「コメントができない」とのご指摘ありました。
改善しましたので、よろしければ、また、コメントをお願いします。

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