2011/06/05

2011-06-05:バイカイカリソウ



牧野植物園のシンボルとなっているバイカオウレン同様、
「梅花」と、梅の花に模した名のイカリソウです。
そもそもは父がイカリソウを入手すべく探していたときに、
長野県は育草園のサイトでビビビときたらしい。
バイカイカリソウは、ふつうには、うちの周辺には生育していません。
でも、種から種へ、毎年広がり続けています。

庭で難しいのは「雑草」の選定。
同じように種が広がってエリアを広げる植物もありますが、
カタチや花の美しさによっては育つ前に雑草として抜かれてしまう。
うちの場合は父が毎朝庭の手入れをしていますが、
広がった植物を雑草とみなすか否かでいつも悩むらしい。
「植物の世界も競争やにゃぁ」と、少し寂しそうに言っていました。
抜かれても抜かれても、しぶとく種を増やす植物もたくさんあるそうで。

バイカイカリソウは、他のイカリソウに比べて小型で繊細。
5つの花弁(これが梅の花にたとえられる)が距を突き出さず、
他のイカリソウとは構造も少し違っています。
主張しすぎない楚々とした佇まいにキュンとなります。

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