2011/06/10

2011-06-10:スギゴケ



甥を幼稚園に連れていくときに初めて気づきました。
スギゴケの中に茶色い胞子がニョキニョキッと伸びています。
おとぎ話の中の世界みたいに見えます。
「知っちょった? かわいいね」と言うと、
「知っちょった。かわいいね」と返ってきました。
それから5分ほどヘバりついて見た後、幼稚園に向かったのでした。

なぜ甥が先に知っていたかというと、
甥が伸び切って茶色くなったコケ(写真には写っていない)を
いつも丁寧に切っていたからのようです。
伸びすぎたり密生しすぎると、新しい芽が伸びなくなるし、
見た目にも美しくなくなってしまいます。
作業としても、どれを切っていいのか単純で分かりやすいから、
父が「切ってね」とよく頼むそうで。
スギゴケは、コケには珍しく日当りを好むため(自力で光合成をできる)、
一般的には管理が少なくていいとされますが、
キレイさを保つには、やっぱりお手入れをしたほうがよさそうですね。

さて、これからのジメジメとした季節の間に、
スギゴケの周辺には白いキノコが生えてきます。
それもまたおとぎ話風なんでしょうか。



スギゴケにも、さらに細かく
コスギゴケやウマスギゴケ、オオスギゴケの
分類がありますが、
「しっかりと解剖してみないと…どうかな」とのこと。
(談/高知大理学部准教授の松井先生)
だから「スギゴケの仲間」というレベルで
大まかに記してみました。

ちなみに、最近は笹に囲まれています。

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