2012/02/24

2012-02-22:フクジュソウ

枯れた庭に、突如現れたフクジュソウ。
葉は地味で目立たないので、突如と感じた。

近所のおうちを久しぶりに訪ねた時、裏山の庭を見せていただいた。
20年前には、野菜畑として耕作されていたが、現在はいく種類もの椿が植栽され、
その足元にはたくさんのフクジュソウが、暖かな日差しの中で、黄色い花を開いていた。
そのお宅は老夫婦と兄弟世帯の3世帯が同じ敷地内でそれぞれの家族ごとに生活されている様子であった。「家族が多いのに、野菜は要らないのかなあ。」など無用な心配をしてみたりした。

名前からも想像できるように、春を告げる植物である。他に元日草などとも言う。
かわいい花には毒があるというが、このフクジュソウは毒草である。
毒になる成分は、また、強心・利尿作用があり、民間薬として使用されるが、
毒性が強く、素人の使用は危険だ。
この花は花弁を使って日光を花の中心にあつめ、
その熱で虫を誘引しているという。

そのため、太陽光に応じて開閉する。
(日光が当たると開き、日が陰ると閉じる。)


写真は朝日が差す前の庭にて


多年草 キンポウゲ科 フクジュソウ属 

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