2011/11/30

2011-11-30  カワラナデシコ

昨日、今日と、どんよりとした、うっとしいお天気です。
そして、この時期にしては、異様な暖かさです。
例年並みに、朝晩は冷え込み、霜も降りましたのに。
この数回の霜のため、葉が急速に痛み、黒くなった植物もあります。
なのに、このカワラナデシコときたら、こんなに元気なのです。

今年は、女子サッカーワールドカップで日本代表「なでしこジャパン」が優勝し、
ナデシコという言葉が頻繁に飛び交いました。
可憐で危う気な風情ですが、実は強くしなやかに生きるナデシコ、スポーツをする女子
を象徴する花として、ぴったりだと思います。
うちの庭でも、種子からも、地下茎からも、勢力を拡大しています。
あまりにも強い繁殖力に、今年は、種子が飛び散る前に刈り取ることにしました。

調べていると、里山の減少などで、ナデシコは減少しているらしく、絶滅危惧種に登録されている地域もあるということです。広島で俳句をやっている友人は、野山でみたことがないそうです。小苗と種子を分けたところ、たいへん喜んでくれました。

刈り取った種子は、とうに乾燥しました。
なぜだか、こんなカワラナデシコの片棒を担ぎ、
今あるだけの種子を、お分けしようと思いたちました。
希望者はメールでuchi.niwa@gmail.com」へ、住所・氏名をお知らせください。
なお、発芽に責任は負いかねますのでご了承ください。

11月30日撮影











種子 約直径2㎜













1 件のコメント:

  1. 確かに広島ではまだ見たことがありません。
    岡山県では山間部などにおいて河川敷などの人手が及ぶ、日当たりの良い環境に生えているのを時折見かけます。

    ただ、私がはじめてこの花を見たのは、日本海に面した鳥取県の海岸近くでした。
    海水浴の目的で訪れていたのですが、思いもよらぬ花に出くわして大変驚きました。

    人里でも草刈りや野焼きなどの定期的な草原維持のための対策を施せば自生地を復元できるといわれています。
    これはカワラナデシコのみに限ったことではありません。
    ユウスゲ、ノアザミ、マツムシソウ、リンドウ、サクラソウなどの多数の山野草に共通しているようです。

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