2013/07/04

2013-07-04:ジャノヒゲ


「ジャノヒゲがキレイやろ」と、父は昨晩からうれしそうに言っていた。
朝は朝で、庭の手入れを終えた父はカメラを取りに家に入ってきて、
そのままそそくさと写真を撮りにまた庭に“出掛けて”行った。
ジャノヒゲに関するワタシの印象は、群青色のまん丸い実。
子どものころ、友だちといっしょに近所の診療所の庭に忍び込んで
草の中をかき分けながら実を探した記憶。
うちの庭にジャノヒゲが咲いているのを見て
こんな花が咲くんだね、といつも感心するにはするのだが、
どうも子どものころの記憶が邪魔をして、
いつも同じように初めましてのような感想を抱く。
「花もキレイなんやねぇ」

ジャノヒゲは、クサスギカズラ科の一種。
葉の伸び方が蛇のヒゲに似ていることからこの名になった。
竜のヒゲになぞらえて「リュウノヒゲ」という人もあるらしい。
だいたいは、グラウンドカバーとして植えられているのが本筋なので、
花や実は不意をついて喜ばせてくれる、というような雰囲気。
白い花をつけているものもあるようだけど、うちのは薄紫。
コロリ、とまぁるい具合がアクセサリーみたい。


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