2012/04/03

2012-04-03:シュンラン







































先週にはよく風が吹いて、寒波は吹き飛ばされたかに思えます。
「春一番かな」なんてちょっとうれしく思っていましたが、
「春一番」とは立春から春分までに南の高気圧から吹く風で、
吹いたあと、前日よりも気温の上がること、を条件に観測するのだそうで、
むしろ、私の頭の中の無知がひとつ吹き飛ばされたのでした。
チャン、チャン。

ちなみに、今年、関東では春一番の観測はなかったそうです。
この辺りではどうだったのでしょう。
特に興味があるわけでもないですが、
自分の感じた“あの突風”がそうだったらいいな、なんて思うのです。


さて、シュンラン。
その名のごとく、春に花を咲かせることから「春蘭」です。
うちでも、ツクシのようにひょろ、と茎をのばし、
赤い斑紋の入った口をぴらり、と垂れています。
触ると葉は鋸葉でざらり、とした感触をしています。

他の野草と色はほぼ同じ、花にも華やかな色がありません。
(種は別にして、キイロなどの色のあるものも)


別名で「ジジババ」。
頭がほっかむり、口元にヒゲ、という説もあり、
あるいは、両性の性器がくっついているように
見えるから、という説もあり。
素朴で野趣があり、文人たちによく好まれて
茶器や椀などのモチーフにもされているんだとか。

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