2012/04/23

2012-04-23:クマガイソウ


ラン科 アツモリソウ属 クマガイソウ
膨らんだ花弁が昔の武士が背負った母衣(ほろ)に
似ているところから、武士である「熊谷直実」に、
また同種のアツモリソウは「平敦盛」に充てた名前と言われている。









































「はっ !!」と目を引く。それほど、特徴的な植物である。
初めて目にしたのは、梼原町の四万川地区のお宅をお邪魔した時。
白壁の塀に囲まれた庭一面に、この扇形の葉が同じ高さで広がっていた。
塀の外からは想像もできない光景だった。
庭木も剪定がきちっとされ、雑草一本ない庭であったので、
ここの主人の趣味で、葉をまあるく切りそろえたのではないか
と思ったほどだ。
用件が終わり、早速この植物の名前を聞いてみた。
あいにく、ご主人は留守で奥様だったからか、名前はご存じなかった。
「嫁に来た時にはもうあった。」とのことだった。
もう20年以上前のことだ。

うちの庭のこのクマガイソウは、うちの山から移植したものだ。
初めは、3本ほどだったが、生育条件が合っているのか
今では30本くらいある。
ウィキペディアによると「絶滅危惧類」で移植も入手も
慎重であるべきだとあった。
なんだか申し訳ない気もする。

ところで、前回載せた「ユキモチソウ」について
植物に詳しい「夫」と「長女」に話したところ、
「へえ、知らんかった。おもしろいね」と関心を示してくれた。
たまには、こういうこともあるわ・・・・・ふふ 。

ちなみに、本日、晴天、「ユキモチソウ」を覗いてみると、仏炎苞の付け根の
花序付近に虫が侵入しており、這い上がるのに難儀をしていた。


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