2013/06/13

2013-06-13:ササユリ

ここ数日ほど、毎日くらいに父から「ユリはどうや」と聞かれていた。
写真撮ったよ、気付いてる?、と言いたいらしい。
ほっておけば忘れるだろうと思っていたけど、どうやらそうもいかず、
一昨日には「ユリも撮ったけど」となり、
昨日には「ユリは採用してくれないの?」に変わっていた。
きっと旬は今なのでしょう。
白状すると、昨日の記録には一瞬「テッポウユリ」と記したところ、
その記録を見た父から「あれはササユリなが」と苦笑されました。
やり取りを見ていた姉にも呆れた顔で笑われてしまいました。

自分を擁護するようだけど、「ユリ」とはラッパ型の花を持つ植物の総称。
世界中にたくさんの品種があり、中でも日本と中国はユリの宝庫。
かつて、江戸末期にシーボルトが欧米に紹介し
持ち帰った日本のユリの球根はかなり人気があって、高値で取引されたらしい。
ちなみに、「百合」の由来は、
細い茎についた大きな花が風に揺れている様子から。
「ゆる(揺)」が変化して「ゆり」となり、
さらに葉や鱗形が複数重なることから「百合」の字が当てられたとのこと。

そんな広いユリの世界においても「ササユリ」は人気のある品種。
「育てようとしてもなかなか育たんし、でも、うちにはなぜか居着いた」と
父はちょっと自慢そうに、猫背をシャンとさせて言っていた。
ササユリの名の由来は、葉や茎やらが笹と似ていることから。
花言葉は清浄、上品。

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