2013/06/26

2013-06-25:レンゲローズ

雨がしんしんと降っている。
庭が模様替えを見せるのは雨の後で、
だいたいが台風のころと相場は決まっているのだけど、
梅雨のころも少しずつ様子を変化させている。
ヤマボウシの花弁は乱れ散り、それはそれで刹那で美しい。
目立つ花ほど、散った後の様子は何か心にぽっかりと穴を残すようだ。
美しいときは、長くない。

この写真は、2週間ほども前に父が撮っていたレンゲローズ。
うちの庭で馴染むのが難しいバラだけど、
こう小振りだと、これもなかなかいいね、と思う。
レンゲローズは、牧野博士の地元、佐川から叔母に連れられてやってきた。
日本で作出されたミニチュアバラ、別名は八女津姫。
大きなバラでは1枚ずつの行方が目につく。
激しく、美しく、しかしときに、下品に映ることもある。
小振りだと、そっと花が散るから、散ったことに気付かないことも。
そういう花の終わり方もある。


0 件のコメント:

コメントを投稿