2011/08/02

2011-08-02:ブルーベリー

アントシアニンが多く含まれ、目にとてもよいということで
健康食品として使われているイメージがとにかく強くて、
ネットで検索をしてみても、通販の話ばかりが出てきました。
200種ほどの品種があるそうですが、
それらは20世紀に果樹として品種改良を重ね始めたため、
という話もあるほど、つまり、果樹として人気のあるものなんですね。
「フィンランドのブルーベリー」などとよく売り言葉で出されているので、
ブルーベリーは北欧原産なんだと思っていましたが、
実際には北アメリカ原産なんだそうです。

フィンランドのブルーベリーと言えば、
先日、小林聡美がフィンランドを
トレッキングするという番組が放送されていました。
彼女にとって「フィンランド=ムーミン」のようで、
トレッキングにしても、ムーミンを心に置いて、というような話でした。
だから、その合間には、岸田今日子のナレーションで
原作者・トーベ・ヤンソンの詩が挟まれます。
島をぐるりと歩く。
誰も来ないし、出かける必要もなく、心はいたって安らかだ。
ずいぶん前から時計は止まったきりで、
靴をはかなくなって久しい。
足裏はみずから道をさぐり、
したたかに自立して、手のように官能を知るにいたり、
砂や苔、海草や岩を歓びを持ってじかに感じとる。
「足裏はみずから道をさぐり〜」の下りが好きです。
目で見るだけでは不十分、手や足で直に触れなければ。
そういうのがとても生々しく描かれているように思えます。

ブルーベリーは遠い国の植物でした。
うちの庭にあって実をつけているなんて、知りませんでした。
早く食べられるように育ってほしい。
楽しみです。

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