名の本家である野鳥のホトトギス、
雅号「子規」の「血を吐くまで鳴き続ける」を意味したり、
戦国時代の大名らに天下に例えられたり、
他に万葉集にも、枕草子でも、芭蕉にも詠まれています。
激情型なさえずりにはどこか切実さがあり、
哀し気に捉えられることも。
植物である若葉や花にある斑点模様が
鳥のホトトギスの胸にある模様と似ているから、
そういうふうな名前になってしまったようです。
花言葉は「秘めた意志」。
野鳥のさえずりは決して“秘めて”などいないので、
おそらくこれは、毎年の気象条件の変化にもかかわらず、
たとえば毎年同じ日に花をつけるなど、そこにはあまり影響されないで生きていく姿を
評したものではないでしょうか。
また、江戸時代から観賞用とされていますが、
元来山地に生育しているため、
日陰を好むという性質からかもしれませんが。
私の庭のヤマジノホトトギスは山で採取した種から育てています。
返信削除今年で3年目になり開花はまだですが、ようやく苗らしくなってきて、個体によっては株分けもできました。
種から育てると愛着が湧いて、日々の変化が一層愛しくなります。
苗を購入したものでキバナノホトトギスも植えてあります。
去年株分けしましたが、親株は消失し、残った子株も開花に至ったのは1固体だけでした。
空気が乾燥するので、それが原因なのでしょう。