2011/08/25

2011-08-25:ヤマジノホトトギス







































名の本家である野鳥のホトトギス、
雅号「子規」の「血を吐くまで鳴き続ける」を意味したり、
戦国時代の大名らに天下に例えられたり、
他に万葉集にも、枕草子でも、芭蕉にも詠まれています。
激情型なさえずりにはどこか切実さがあり、
哀し気に捉えられることも。

植物である若葉や花にある斑点模様が
鳥のホトトギスの胸にある模様と似ているから、
そういうふうな名前になってしまったようです。
花言葉は「秘めた意志」。
野鳥のさえずりは決して“秘めて”などいないので、
おそらくこれは、毎年の気象条件の変化にもかかわらず、
たとえば毎年同じ日に花をつけるなど、
そこにはあまり影響されないで生きていく姿を
評したものではないでしょうか。
また、江戸時代から観賞用とされていますが、
元来山地に生育しているため、
日陰を好むという性質からかもしれませんが。

1 件のコメント:

  1. 私の庭のヤマジノホトトギスは山で採取した種から育てています。
    今年で3年目になり開花はまだですが、ようやく苗らしくなってきて、個体によっては株分けもできました。
    種から育てると愛着が湧いて、日々の変化が一層愛しくなります。

    苗を購入したものでキバナノホトトギスも植えてあります。
    去年株分けしましたが、親株は消失し、残った子株も開花に至ったのは1固体だけでした。
    空気が乾燥するので、それが原因なのでしょう。

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