2011/08/23

2011-08-23:モンキチョウ


















うちの庭やうちの庭の近辺には、たとえば先日紹介したクモの巣や、
ヘビ(神のヘビ、とじいちゃんは言っていた。縁起がいいよう)がいたり
ハチが巣を作っていたりムカデが蠢いていたりと、
できれば出くわしたくない方々も多く在住していらっしゃいます。
そんな中でも歓迎されるのは
甥が幼稚園に誇らし気に持っていきたいクワガタやカブトムシ、
それに、こんなかわいらしいモンキチョウ、といったところでしょう。

モンキチョウを今年見るのは初めてかもしれません。
開けた明るいところを直線的に飛ぶものなので、なかなか見逃しにくい。
でも、チョウというと夏が本格的になる前、という印象が強く、
少し季節外れなんじゃないかと思ってしまいました。
調べてみると、出現期は3〜11月。
つまり、冬を除く一年中、なんですね。
(幼虫で越冬、早春に羽化するそうです)

シロツメクサやレンゲソウなどマメ科の植物を食べ、
それらが生息する地帯に広く分布します。
広いといっても海をまたぎ、
ヨーロッパ南東部からトルコ、中央アジア、日本、台湾、
南の端はソマリア、エチオピアまで広がるそうで。
欧米のほうではたくさんの種類が見分けもしずらく存在するようで、
どんどん研究もされているらしい。
でも、日本では亜種は少なく見分けやすいので、
マニアが少なく、研究も日本ではあんまりされていないそう。
たしかに、日本でいうモンキチョウって、
「ふるさと」や「里山」なんていう
いわゆる「日本の原風景」というのをイメージさせます。
なんの珍しさもない、ホッとさせる昆虫なのですね。

1 件のコメント:

  1. モンキチョウは個人的にかわいらしいチョウだと位置づけています。
    こちらでは見かけることは少なく、モンシロチョウの方が多いです。
    しかし、モンシロチョウ自体もかつてより減少したようで、すこし寂しいです。

    アゲハチョウは私の庭のレモンの木でたくさん発生します。成虫も産卵場所を求めてやってきます。
    その際に、庭に植えてあるオミナエシやサワヒヨドリなどのキク科の山野草の花に吸蜜のために立ち寄っています。
    今年の夏、そのときの瞬間を写真におさめました。

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