ルーペなどで拡大して見てみると、
この先端は、赤く染まったテトラポットみたい。
いや、テトラポットというよりも
球体から規則的に突起が出ているような、
あ、こういうカタチ、何と言っていたでしょうか。
もどかしい。
このひとつずつの突起が名前の由来だそうです。
花のほうも拡大して見てください。
(へんなトリミングですいません!)
淡い赤褐色を帯びたクリーム色の花が
いくつもいくつも
ついているのがわかるでしょう。
なんというか、
いくつもの布(きれ)を
羽に見立てて下半身にまとった
スマートなのにスイートでゴージャスな
カクテルドレスみたいです。
葉は放射状に並んで地中から直接這い出す根出葉。
ロゼット葉ともいうらしく、こういう葉を持つ植物は
背が高くなれないそうです。
ノギランも10cm程度の高さ。
つまり、他の植物と背伸び競争をすれば簡単に負けてしまう。
生育地は「湿原などに多い」と記されていることが多いですが、
これも、湿原の形成環境が生育しにくい環境だということを
意味しているようです。
他の人のやらないことを、誰もいないところで。
華やかに見える着飾ったオシャレ花も、
なかなか苦労を重ねているようです。
誰も行きたがらない場所で、
それでも美しく立っている姿は凛として見えます。
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