木々の木陰、少し湿度の高そうな地面に生きる、常緑の葉。
オウレンと同じキンポウゲ科の、葉が五枚あります。
学名「Coptis quinquefolia」をつけた牧野博士は、
この群生地である高知県佐川町の出身。
(kopto=切り離す。葉が深く切れ込む姿に因む)
博士も冬の寒さに負けないで、健気に前向きに、
いち早く春を告げるように咲く姿を愛しく思ったそう。
通称名で「春告げ花」とも言われるように、
花は早い春(まだ寒い1月の終わり〜2月)に咲いてしまうので、
私はタイミングが悪く、これまで見たことがありません。
でも、私の場合、葉で十分に心をつかまれました。
5つの手を広げて、健気に生きているように見えるのです。
「梅の花のように5つの葉をつけています」としましたが、
どうやらそれは私の思い違い。
「梅花黄連」の“梅の花”部分に模したのは、
葉ではなく花だったようです。
-----------------------------------------------------------------------------------
国道197号線沿いを
紹介するブログ『R197』。
今日は子どもたちの踊り。
田んぼに慣れない現代っこたちが
不揃いに踊りを進めていく様子も
またをかし、といったとこです。
春告げ花という別名は知りませんでした。
返信削除そんなに早くから自然界で花を咲かせていたのですね。
私の庭で最初に春を告げるのは、福寿草です。
今年は2月に1~3cmほど積雪した日があったのですが、その翌日に開花したので驚きました。