念願の、ネジバナです。
何度か育てようと試みたそうですが、やっと咲きました。
うちの庭で発見された2本目のネジバナです。
近所の公園や道ばたにはたくさん咲いていて、
見つけるたびに、甥は「ネジバナ〜へへ」と言って喜びます。
ねじれて咲くからネジバナ。
名前も明快です。
もしかしたら、植えたから咲いたんじゃなく、
どこかから移ってきたのかもしれませんね。
茎が傾かないようにするためという説が
有力なんだそうです。
小さな花をたくさん、
細長い茎に密着させるようにつけるので、
一方向につくと、たしかに傾くでしょう。
(よく見ると、花はもう終わりかけですね…!)
たくさんの花がつくのは、
受粉の機会を増やすためでしょうか。
ハナバチなどが花粉を運んで
他花受粉するそうです。
(運んでもらえなかったら、自家受粉も)
ラン科では珍しく、
人間の生活圏で普通に見られます。
都会でもそこ・ここにあるでしょう。
古今集にて編まれている河原左大臣の歌も有名ですね。
みちのくの しのぶもじずり 誰ゆえにここで出てくる「もじずり」とは、ネジバナの別名です。
乱れむと思う 我ならなくに
(河原左大臣 古今集)
子どものときには、この「しのぶもじずり」というところが
何のことやらさっぱりわかりませんでしたが、
草地にそっとしのんでいるネジバナだと思うと合点です。
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追記
昨日の「フジバカマ」ですが、
「フジバカマ」でなく「シモツケ」でした。
フジバカマの記事はそのままに、
再度「シモツケ」として記事を掲載します。
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